〔MS-07C-5〕グフ試作実験機

グフ試作実験機

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

ヒートサーベル

 概要

　MS-07C-5《グフ試作実験機》は，MS-07《グフ》のバリエーション機であるが，極めて異質な存在の機体であり，実際の製造数も1機のみと限られた存在である。
　この機体は，「グフ」と名が付いているが，実際にはMS-09系のデバイスの試験のために建造された機体であり，実戦仕様機というよりも，あくまで実験機（試作機でもない）の枠に収まる機体である。

　本機を含むMS-07C系列は，MS-07のマイナーチェンジシリーズとして知られるが，本機は特にその色合いが強い機体である。C系列は07のバリエーション展開のための機体系列として位置づけられやすいが，実際の所はライセンス生産による各局地戦線仕様の機体生産のためのラインと考えられる。
　実際，一説には本ラインはツィマット社によって生産されたOEMラインだとも言われており，本機が目指した仕様は，ツィマット社の得意とする高機動型の機体であり，あながち間違っているとは断定できないものとなっている。

　このC-5は，ツィマット社が改修した機体で，同社が開発中であった局地戦用モビルスーツのためのシステム実験機としての側面が強い。特に07型の特徴であった固定武装を全て廃し，手持ち式の武装を中心とし，新型の推進システムを装備したものである。
　B型を改修して製造された本機は，便宜的にC-5の型式を与えられ（この点からもC型が局地生産向けのラインと考えられる）様々な試験に用いられた。
　特に頭部の新型ターレットとそれに連なる関連機器，脚部推進器のデータは，北米試験場でのデータ収集の後，ただちに本国でYMS-09の開発にフィードバックされている。

　こういった意味では，本機こそ真の「プロトタイプドム」ともいえるだろう。
　なお，本機の生産は1機のみで，実戦参加の記録はのこっていない。

 引用

ガシャポン戦士実写シール 130/80

　MS-07グフのバリエーションの1つでモニターアイをドムのように十字形に変更し固定武装としてヒートサーベルを正式採用している。このC-5タイプは一機のみ生産された。

 備考

　元々は，「機動戦士ガンダム ストーリーブック2」に掲載されたオリジナルイラストで，グフとドムの中間型のイメージで描かれている。このため，ポケットカードでは「ドム試作タイプ」と，ドムの試作機であるかのように記述されている。
　その後，プロトタイプドムなどの設定が行われたため，現在の様な立ち位置に変更されている。

　なお，この当時は，公式には生産メーカーについての設定がなかったことから，ジオニック系のグフと混ざった様な外見であるため，現在の様な「OEM機の改装機」という扱いに落ち着くこととなった。

 関連項目

 編集者

• あさぎり

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最終更新時間：2016年03月20日 08時35分33秒

 ノート

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