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〔MS-06R-1〕高機動型ザク(ブレニフ・オグス専用機)

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高機動型ザク(ブレニフ・オグス専用機)

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号MS-06R-1
兵器区分空間戦闘用高機動型モビルスーツ
所属ジオン公国軍
パイロットブレニフ・オグス
製作データ
デザイナー大河原邦男
初出作品MSV(戦略戦術大図鑑)
参考文献MSVハンドブック1
模型情報 1984/06 Vol.58
GジェネレーションF
Gジェネレーションポータブル
GジェネレーションDS ほか多数

 スペック

項目内容
全高17.5m
頭頂高Unknown
本体重量Unknown
全備重量Unknown
ジェネレータ出力Unknown
スラスタ推力Unknown

 武装

H&L-SB25K/280mmA-P ザクバズーカ(R-280A3ザク・バズーカ)

 ザクが使用する大型火器のひとつ。
 開戦当初は核弾頭の射出にも使用されたが,南極条約の締結後は通常弾を装備していた。

ZMP-50D/120mm ザクマシンガン(M-120A1ザク・マシンガン)

 通常ザクマシンガンと呼ばれる公国軍MS用マシンガン。
 新旧ザクの最も一般的な携行武装で,一年戦争の初期に多用された。

HEAT HAWK Type5 ヒートホーク(EA-9ヒート・ホーク)

 MSの白兵戦用の武器。
 ブレード部分が赤熱化し,敵の機体を溶断する。

 概要

 MS-06R-1《高機動型ザク》(R型ザク,Rタイプなどとも呼称される)は,ジオン公国軍が開発したMS-06《ザク》の改良機である。この機体は,ザクの名を冠してはいるものの,従来の概念でいうところのバリエーション機とは異なり,実際にはザクをベースとして開発が進められていた次世代主力機の開発途上において誕生した機体である。

 R型ザクの開発がスタートした当時,既にザクのバリエーションの開発は進行しており,S型,FS型や各種局地戦用機といったバリエーション機はロールアウトしている状況であった。これらの機体は,ザクの生産ラインに一定数混在させることが可能であり,それらバリエーション機の専用の部材を生産ライン上に配置することで生産することが可能だったのである。
 しかし,R型は生産ラインそのものを専用のものにする必要があり,このことが生産そのものに与えた影響も大きい。実際,R型は設計段階で要求されたスペックをほぼ満たしたものの,結果として内部構造そのものが大きく変容し,事実上ザクとは別物の機体になってしまっていたのである。
 結果として,諸々の問題から生産数そのものも実質的に生産試作機といっても過言ではないわずか22機に留まり,生産ラインは改装型に切り替わっている。

R型の開発

 R型の開発の要因は,ジオン公国軍における主力モビルスーツの開発計画によるところが大きい。開戦前に開発されたMS-05は,その問題点を洗い出しながら改良が加えられ,MS-06という傑作機を生み出すに至った。
 MS-06は,細部の改修を加えながら生産が続けられたが,兵器というものは,配備された時点で旧式化するため,次の世代のモビルスーツの必要性が叫ばれたのである。これには,一年戦争の開戦によって地球連邦軍にもモビルスーツによる実戦部隊が誕生することを想定した場合も含まれていた。無論,ザクそのものの対モビルスーツ戦闘用装備の開発や,改装,バリエーション機の開発も進められていたが,軍部が求めたのは「次世代のモビルスーツ」の開発であったのである。

 R型は,F型に代わる空間戦闘用の主力モビルスーツとして開発が進められた機体で,地上戦闘能力を考慮しない純然たる空間機動戦を前提とした機体として設計が進められた。完成したプランでは,脚部を巨大なブースターと見なし,ランドセルの推進力を大幅に増加させることで,S型を大きく上回る機動性の確保が可能となるはずであった。
 グラナダ基地で試作機として,F型をベースに2機のMS-06RPが建造され,評価試験が行われたが,これらのトライアルの結果は良好で,R型の量産が決定したのである。

 しかし,ここで問題が露呈することとなった。
 この時期,公国軍の生産設備のほとんどが主力機であるF型をはじめとした量産機の生産に追われており,開発ラインの変更を伴うR型の生産を行うことが困難となっていたのである。
 また,R型の特性に伴う問題も発生した。高機動戦を前提とするR型は,パイロットを選ぶ機体であったのである。初期にロールアウトした機体(MS-06R-1の型式が与えられた)は,順次実戦テストを兼ねて各部隊に配備されていったが,これらの機体を「乗りこなす」パイロットへあてがわれることが少なかったのである。
 結果として,短時間で搭載プロペラントを使い切ってしまうパイロットが続出,さらに,全く新しい機構となった機体は,従来の機体に慣れきっていた前線のメカニックにとっては難物で,整備性の悪化も招いたのである。
 この結果から,軍部はR型の配備を一端中止し,問題点の改修に当たることとなった。

 最大の改修点は,専用の補給システムが必要であった燃料補給の改善として,脚部燃料タンクのカートリッジ化などを進め,さらにメンテナンス上の問題点も一定のユニット化を進めることで解消した。これが,生産型として知られるR-1A型なのである。

 本機は,ワンショット・キラーの異名で知られる公国軍のエースのひとり,ブレニフ・オグス中佐が運用した機体である。彼は,派手なパーソナルカラーを好まなかったため,標準的なザクカラーに近いカラーリングの機体に,わずかながら自らを示すマーキングを加え得ていただけであった。
 なお,この機体はルウム戦役後の数ヶ月間という限られた期間の運用だったとされる。

 引用

戦略戦術大図鑑

 大戦中,両軍を通じてのトップ・エース。ブレニフ・オグス中佐の愛機。ルウム戦役後の数ヵ月間,この機体で戦った。まだ隊長でなく頭部に角飾りは付いていない。なお彼は他のエースと異なり,特殊なカラーリングを好まなかった。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MSV]


最終更新時間:2015年07月12日 14時44分14秒

 ノート

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脚注