〔MS-06K〕ザクキャノン（イアン・グレーデン専用機）

ザクキャノン（イアン・グレーデン専用機）

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

180mmキャノン砲 x1

スモークディスチャージャー x1

2連ロケット砲 x2

 概要

　MS-06K《ザクキャノン》は，地上部隊の作戦行動時により機動性の高い対空防御の手段を，という要請に基づいて考案されたタイプである。
　当初の計画では，単にJタイプに対空砲をオプションで装備するというものであったが，重量バランス等の問題を解決できず，実質的に廃案であった。しかし，その後，開発を担当していたキャリフォルニア・ベースへ地球連邦軍のキャノンタイプモビルスーツ（RX-77説とRGC-80説有り）の情報が入り，順延されていた計画が再検討される事となった。この際，対空防御を主目的とせず，対モビルスーツ戦における中距離支援用にその用途を変更されたのだった。

　この計画変更後ほどなくして，1号機はJタイプをベースにキャリフォルニアベースでロールアウトし，最終的に合計9機が製作された。（仮の型式としてMS-06J-12が与えられた。）右肩にはランドセルと一体化した上下90度角の180ミリキャノン砲，ランドセル左側にはスモークディスチャージャーを装備，またモニターアイは全周式に改められ，頭頂部にはサブカメラと後方監視カメラが追加された。
　また当初，実戦用装備として通常のザク用兵装以外に右肩のキャノン砲しか持たなかったためモビルスーツ同士の物量戦を想定したビッグガンが用意された。

　この9機は，実用評価のため北米で実戦参加している。
　編成された部隊は都合3ヶ所を順に移動し，最後は北米西南部のジオン軍と連邦軍の地上部隊が近接し合う激戦区への投入で，主としてMS-06J部隊の支援部隊として使用された。ほぼ好勢にあったこの時期に第1次テストとしてまずまずの戦果を挙げた後，再びキャリフォルニアに戻され，形式的なデータチェックと点検が行われた。

　一応特殊編成のため，この部隊は独立した形で指揮権が与えられ，その際隊長機に搭乗したのがイアン・グレーデン中尉である。中尉の乗機は，一般型では1本である頭部の近距離通信アンテナがフロントマウントのダブルタイプとなっており，ラビットタイプと呼ばれた。

　その後北西部の旧カナダ付近へ移動し2つの戦闘区域で参戦し，終戦直前には連邦軍のモビルスーツ部隊とも交戦も記録されている。

 引用

GUNDAM WAR 覇王の紋章 ジオン公国 U-252
GUNDAM WAR DXTS 知略の猛将 ジオン公国 U-252

　スパイダーのエンブレムが施されたイアン・グレーデンの専用機。ラビットタイプと呼ばれるダブルアンテナ装備の機体で，キャリフォルニアベース攻略以降，その守備隊として活躍する。

 備考

　グレーデン機の「ラビットタイプ」の呼称であるが，元々はグレーデン機のみの呼称であったと考えられるが，後にKタイプの量産が実施された際には，指揮官機に採用された可能性もある。（実際，ゲームでは，指揮官機の画像がラビットタイプになるものもある。）
　このため，本稿では指揮官機＝グレーデン機という解釈は行っていない。
　なお，仮にラビットタイプがグレーデン機のみであった場合，1/100スケールザクキャノンのボックスアートのように，グレーデン機には，カラーリングパターンが2種あることとなってしまう。この場合，一般的なザクキャノンと同様のサンドカラータイプと，グリーンを基調としたタイプがあることとなり，これらは時期によるカラーリング違いとして解釈する。（仮に，時期がはっきりした場合，項目の分割も考慮する。）

 関連項目

• 〔MS-06K〕ザクキャノン

 編集者

• あさぎり

[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MSV]

最終更新時間：2014年12月21日 21時55分28秒

 ノート

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