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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔MS-05B〕ザク��]]
!!!ザク��
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-05B
,兵器区分,-
,所属,ジオン軍
,パイロット,ジオン兵{{br}}ガデム
,兵器区分,汎用量産型モビルスーツ
,所属,ジオン公国軍
,パイロット,公国軍兵
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男
,初出作品,機動戦士ガンダム
,参考文献,GUNDAM WAR{{br}}Gジェネレーションポータブル
,項目,内容
,全高,17.5 m
,頭頂高,17.5 m
,本体重量,50.3 t
,全備重量,65 t
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,馬力,5700hp(#1)
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,スラスタ推力,19500 kg x 2，850 kg x 2
,全高,17.5m
,頭頂高,17.5m
,本体重量,50.3t
,本体重量,65.5t
,全備重量,65.0t
,重量,50.0t{{fn ガシャポン戦士シール}}
,自重,34.2t{{fn GUNDAM CENTURY}}
,総重量,63.2t{{fn GUNDAM CENTURY}}
,ジェネレータ出力,899kw
,馬力,5700hp{{fn GUNDAM CENTURY}}
,動力システム,熱核反応炉{{fn GUNDAM CENTURY}}
,エンジン出力,4300kw{{fn GUNDAM CENTURY}}
,主推進システム,化学燃料ロケット/105.2t x2/持続時間27.2{{fn GUNDAM CENTURY}}
,スラスタ推力,19500kg x2，850kg x2
,スラスタ総推力,40700kg
,センサ有効半径,2900 m
,180度旋回時間,2.9 sec
,180度姿勢変更,2.9s(#1)
,180度旋回時間,2.9sec
,180度姿勢変更,2.9s{{fn GUNDAM CENTURY}}
,陸上走行速度,65 km/h
,地上走行速度,120km/h(#1)
,地上走行速度,120km/h{{fn GUNDAM CENTURY}}
,装甲材質,超硬スチール合金
,黒歴史コード,01-0003543
#1：GUNDAM CENTURY
!HEAD UNIT ZA-H05B/S.U106
MS-05Bのヘッドモジュールのデザインは，MS-01からMS-04に至る期間までに充分な機能が盛り込まれ，MS稼動のための複合視認探知システムとして非常に洗練されている。
MS-05Bの頭部は，モノアイによる外部映像認識装置と，各種の複合センサーで構成されている。この構造は06型以降も踏襲されているが，この機体が開発された時期，モノアイを保護するカバー部分の強度が不足していたため，耐衝撃，耐弾性を向上させつつ，極力視界を確保するため，頭部正面に保護ビームが設けてある。これは，機体が正対している方向ならば各部の補助カメラでもモニターできたので，それよりも走査端末として高性能のモノアイを，周辺状況の哨戒に充てた方が賢明であるという判断によるものだ。
!ARM UNIT ZA-A05B/S.U16.1
MS-05Bの腕部モジュールには，土木工作機器に匹敵する力強さと，繊細なマニピュレーターとしての機能の双方が絶妙なバランスのもとに盛り込まれている。
!LEG PARTS ZA-L05B/S.U28.8
MSは人体の構造を模倣することで圧倒的な汎用性と走破性を獲得した。実際に重力下で稼動した05型は少ないが，地上における06系の隆盛を見れば，逆説的に05型の優秀さも証明されるのである。
!BODY UNIT <ZA-B05B/S08-MYFG-M-ES>
!ボディ <ZA-B05B/S08-MYFG-M-ES>
MS-05とMS-06のもっとも大きな差異はボディユニットに集約されている。05型は，ジェネレーターから出力される流体内パルスシステムによる動力を最短で各ユニットへ供給している。そのため，脚部および腕部，頭部への関節部分の内部構造に余裕がなく，後の機体と比較してジェネレーターの機能向上や部品交換などが困難であった。
05型の機体は，M&Y公社とZEONIC社が共同開発したMYFG-M-ES型核融合ジェネレーターを搭載することを前提としており，各部への動力伝達デバイスも当初から固定されていた。ところが，量産開始から終了に至る期間までの問にジェネレーターそのものは格段の進歩を遂げており，実際にそのバリエーションは8種類に及ぶと言われている。ところが，機体内の容積のみならず，形状そのものも固定されていたため，抜本的な改善は事実上不可能であった。そのため，整備性の向上と部品交換の簡便化が待望されていたのである。
!バズーカ・ラック
ザク・バズーカを使用する際など，肩関節を保護するために展開する。
初期のバズーカは，核弾頭射出用に炸薬が強力であったため，反動で関節が不具合を起こす事例があったため増設された。
!105mm ザクマシンガン x 1
!105mmザク・マシンガン
MS-05Aタイプの，いわゆる"ザクマシンガン"のファーストモデル。旧ザクのもっとも一般的な携行武装で，一年戦争勃発までの戦闘において多用されていた。
初期のものはドラムマガジンを銃身の横に装着するタイプだった。
!120mm マシンガン
!120mmマシンガン
いわゆる"ザク"系の機体の標準装備。フォアグリップが装備され射撃時の安定性が向上している。初期モデルの生産開始は05型の生産がB型に移行してから後だった。
!280mm ザクバズーカ
ザクが使用する大型火器のひとつ。
開戦当初は核弾頭の射出にも使用されており，後に多用されるものとは形状が異なっている。
一年戦争後期に多用された，使い捨てのロケットランチャー。
ザク�兇離掘璽襯匹鯲�用した攻防一体の装備。
機銃などの防弾用のシールドに打突用のスパイクを追加したもの。後に06系の機体の標準固定装備となるが，その際スパイクはショルダーアーマーに移設されている。
シュツルム・ファウストをマウント可能。
MS-05の実戦配備型である。初期生産型よりさらに各部を整理し，量産に適した形状に改められている。
また，実戦兵器に適合したシステムが搭載されており，様々な兵器を効率よく運用できるようになっている。
MS-05《ザク�機佞蓮ぅ献�ン公国軍が量産した史上初のモビルスーツである。ミノフスキー博士の理論を採用した小型融合炉を搭載することで，人型汎用兵器として完成したMS-04《プロトタイプザク》をベースに，生産性や整備性を重視して再設計した機体であり，「人型機動兵器としての完成度」を求めた結果，先に開発されていたMS-04は量産化するにはコストオーバーな機体となってしまったことから，量産化と実戦配備に向けて実用レベルにまとめるために再設計された機体である。
!開発経緯
元々，ミノフスキー粒子の発見と，粒子の持つ特殊な効果の再現に成功した公国軍は，これを利用した兵器を開発することで，地球連邦との圧倒的国力差を覆すことを目的に既存の概念を覆す新型兵器の開発を進めていた。そして，その新型兵器こそがモビルスーツ（以下，MS）であったのである。
MSが現在に近い形を獲得したのは，研究の開始から2年後のU.C.0073年で，MSの名を冠されるのもこの年であった。まず，外部制御，外部動力による稼働試験機MS-01が造られ，続いて制御機器内装による稼働試演機MS-02が造られた。そして，短時間ながら独立稼働が可能な試験機MS-03を経て，ミノフスキー超小型反応炉搭載の稼働試験機MS-04が完成し，実戦投入の目途が立った。
このMS-04を実戦向きに再設計したMS-05が完成したのは，U.C.0074年2月であった。
なお，B型は8種類にも及ぶジェネレータを搭載した機体があり，厳密には様々なバリエーションがあると考えていいだろう。
誕生したMS-05は，MS-04で完成の域に達していた「兵器としてのパッケージング」を更に進め，製品としてのクオリティコントロールまで為しえるものとなっていた。
初期に誕生した27機は，いわばそのための評価機であり，これを俗にMS-05Aとする。（蛇足ながら，A型とB型の機体的な差違はほとんどない。細かい部分，例えば胸部装甲が被弾を考慮した局面型にB型では変更されている，といった点などが挙げられる。）
同年5月には，OEM各社への標準仕様ともいえるMS-05Bがロールアウトし，この段階で実戦可能な標準仕様が確定したのである。
このB型は，細かい改良が続けられながら，793機が生産されているが，これも生産時期や生産メーカーによって機体に細かい差異が認められるものとなっている。（少なくともB型には8種類にも及ぶジェネレータを搭載した機体があることが明らかとなっている。）
生産された機体のほとんどが，極秘裏に戦闘運用を行う部隊や，MSによる戦術大系の構築を担う教導機動大隊に配備され，運用されており，これらで得られたデータを元に，さらなる改良が加えられていったのである。
!!引用
!電撃HobbyMagzine 2006/08
ジオン公国軍初の実戦用モビルスーツが，このジオニック社製のザク�気任△襦０貲�戦争も中期にはザク�兇�正式採用機となったことで，当機は「旧ザク」とも呼ばれる。かつてヅダの前身機（編註：原文では「前進機」）であるツィマッド（編註：原文では「ツィマット」）社のEMS-04と軍の正式採用機の座を争ったと言われる。
だが，MS-05は充分に優秀な機体であったが，各種の戦術や部隊編成，大隊規模の作戦行動における稼働時間など，様々な問題も表面化していた。これらは主にボディ内部の容積率の問題から，動力系の機能向上が限界に達していたためと言われ，性能を維持あるいは更新しつつ，生産性や整備性の一層の向上が求められていったのである。
このため，ジオニック社では，次なる大規模な改良において従来の発想にとらわれない大幅な改良を施すこととなった。MS-05Cの仮コードで開発が進められた機体は，MS-05の抱えていた様々な問題点を洗い出し，つぶしていくことでその外観を含め，大きな変化を遂げることとなったのである。
U.C.0077年，完成した機体には，新たにMS-06の型式コードが与えられることとなった。後の歴史に名を残す，MS-06《ザク（ザク�供法佞涼太犬任△襦�この機体の誕生によってMS-05からMS-06への主力機の以降は確実となり，生産ラインは（一部組み替えが困難であったものを除き）全てMS-06へと切り替えられたのだった。
!GUNDAM WAR ジオン公国軍 U-1
ジオン公国軍が実用化した史上初の量産型モビルスーツ。MS-06ザク�兇�配備されるようになってからは，主に補給部隊の作業用などに回された。
ジオン公国軍が実用化した史上初の量産型モビルスーツ。MS-06ザク�兇�配備されるようになってからは，「旧ザク」又は「ザク�機廚覆匹噺討个譴襪茲Δ砲覆辰拭�
!GUNDAM WAR ベースドブースター ジオン軍 U-1
実戦用として初めて開発された，公国軍のMS。一年戦争開戦当初，ルウム戦役などにおいて，主力機として活躍していた。しかし，MS開発が進むにつれ，次第に前線から姿を消していった。
!GUNDAM WAR 革新の波濤 ジオン公国軍 U-106
老将ガデムの愛機。母艦の撃破に激昂する彼は，シャアの制止も聞かず，武器も持たずに特攻を敢行。その攻撃で体当たりを喰らわせたものの，直後に胴を薙ぎ払われて自らも潰えてしまう。
※カード名は，「ザク（ガデム機）」。
!MS大全集
ジオン軍実戦モビルスーツ第1号機。この機体をベースにMS-06が生まれた。
!ガンダムヒストリカ05
'''MS-05ザク用バズーカ'''
初めて実戦部隊が編制されたMS-05用に作られたバズーカ。
後のザク・バズーカの原型といえるだろう。
'''MS-05ザク用バズーカ・ラック'''
バズーカ用にMS-05に装着されたラック。
MS-05はこのラックがないとバズーカの装備が困難だったと思われる。
!Gジェネレーションポータブル
ジオン公国軍の汎用量産型MS。
ジオン公国初，そして人類初の量産型MSであり，また名機MS-06ザク�兇離戞璽垢砲發覆辰慎‖里任發△襦�
後に開発されるザク�兇鉾罎戮篤偉賄礎７呂篆篆丙淪椴未覆匹北簑蠅呂△襪�，それでも戦闘用MSとして十分な完成度に達している。
一年戦争初期はジオン軍の主力機として用いられ，ブリティッシュ作戦などに投入されて多大な戦果を上げている。
しかしザク�兇寮源困�進むにつれ，次第に旧式化して前線を退いていった。大戦中盤以降はもっぱら輸送部隊の作業などに用いられている。
また大戦末期には，拠点防衛などに使用されることもあった。
劇中では，非武装でガンダムに挑んで敗れたガデムの乗機が印象深い。
!ギレンの野望 アクシズの脅威V DATABASE
:マシンガン:
人類初のMS。この機体の登場が宇宙世紀を変えたと言っても過言ではない。最初のMSとはいえ，高い汎用性と有視界戦闘時の性能は従来兵器とは比べ物にならない。大戦末期においても，後方基地や補給部隊に配備され活躍した。
:バズーカ:
旧ザクの別武装バージョン。120ミリマシンガンの代わりとして280ミリバズーカを装備している。
!1/144 HGUC 箱書き
量産されたMS-05のうち，実戦仕様量産機を原型とする初期先行試作量産型はAタイプと呼ばれ，27機ほどが生産された。そして，数次にわたる訓練運用と実戦投入を経て，それらの実働データをもとに各部の手直しが施され，改良型のBタイプが793機，最終的に計820機ほどが生産され，その多くが教導機動大隊の編成や初期の戦闘において使用されている。ザク�気寮源困�A，B型あわせて約800機を超えた時点での終了が決定し，更なる高性能化を目標にMS-06ザク�兇�開発されることとなったが，MS-05こそが，実質的なMSの祖であるということができるだろう。
!1/144 HGUC インストラクション
UC0079年3月。M（ミノフスキー）粒子散布に伴う電波障害などの特殊効果に着目したジオン公国軍は，UC0071年に新兵器（後のMS＝モビル・スーツ）の開発に着手した。既存の宇宙兵器は姿勢制御のたびに膨大な燃料を消費しており，公国軍が想定する要求値には到底及ばなかった。ところがMSは，手や脚のような四肢を装備することで，戦闘のみならず一般作業にも投入できる画期的な宇宙機器となった。MSは四肢によるAMBAC（アンバック）効果によって燃料の大幅な雪原を達成したほか，宇宙空間において圧倒的な機動性と運動性，汎用性を獲得した。可動肢を持つ宇宙機動兵器のコンセプトを提示したのはZEONIC（ジオニック）社であった。当初，競合企業であるZIMAD（ツィマット）社やMIP（エムイーペー）社とのコンペティションに向けて新兵器を推進していたジオニックは，公国軍開発局の要求性能を達成するため，AMBAC機動の有効性に着目。社内プロジェクト"S・U・I・T"計画を発足し，可動肢を2対とする人体を模した兵器の開発を推進したのである。そして超小型核融合炉と流体内パルスシステムの完成を経て，研究開始から2年後のUC0073年。MSはほぼ現在に近い姿を獲得し，「モビル・スーツ」の名を与えられた。MS-01から03を経て稼動試験機MS-04が完成。さらに改良が重ねられ，UC0074年2月。MS-05が完成する。「ザク」と名づけられたこの機体は，それまで機体外に設けられていた動力/制御関連の機器を全て最終装甲内に収め，同年5月には実戦仕様量産機ザク�気�ロールアウトする。こうして，史上初の巨大な人型兵器が宇宙世紀に産声を上げた。この後，宇宙世紀において人類は，常にこの巨人とともに歴史を歩むこととなるのである。
!1/100 MG ザク�汽ぅ鵐好肇薀�ション
U.C.0069年8月15日。サイド3=ジオン共和国は公国制への体制移行を宣言し，ザビ家による独裁体制を敷いた。その同じ年，同国の理論物理学者T.Y.ミノフスキーによりミノフスキー粒子(以下，M粒子)の存在が実証され，彼の提唱する物理理論による技術体系が誕生した。
U.C.0070年3月。M粒子散布に伴う電波障害などの特殊効果の確証実験に成功した公国軍は，同年5月にメガ粒子砲を完成させ，U.C.0071年，M粒子散布下における新兵器の開発に着手した。
M粒子は，静止質量がほとんどゼロで，正か負の電荷を持ち，目に見えないフィールドを形成する。そして，そのフィールドを伝わろうとする電磁波のうち，ある範回の波長域の電磁波を著しく減衰させる。さらに濃度によっては，超LSlなどの集積回路に機能障害を引き起こす。そのため，レーダーによる長距離探査や索敵，通信などが阻害され，無線による遠隔操作や高度なナビゲーションシステムなどによる，いわゆる「近代的な電子戦」は，コスト，サイズ，重量などの面で不可能となってしまう。公国車は，このような環境下にお
いて，最も有効な兵器の開発を模索した。そして開発されたのがモビルスーツ(以下，MS)であった。
MSの開発は，作業用マニピュレーターを装備する宇宙ポッドを基として始まったという説と宇宙戦闘艇の開発途上で計画が変更されたという説があるが，これは，MS開発に至る経緯が，新兵器のコンペティションを発端とすることから，双方共に正しいと言うことができるだろう。どちらにしても，MSはボディに四肢を付けることで作業効率が向上し，姿勢制御の際に消費する膨大な量のプロペラントをAMBAC(アンバック)効果によって節減し，宇宙空間において圧倒的な機動性と運動性，さらに汎用性を獲得することができた。ちなみにアンバックとは"Active Mass Balance Auto Control=能動的質量移動による姿勢制御"のことで，機体に装備された可動肢の運動による作用と反作用によって，無重量空間で機体のベクトルを変更し，姿勢を制御するという手法である。例えば，人がよろけそうになった時など，腕を振り回してバランスをとろうとする。それと同じことを航宙艦艇で姿勢制御に取り入れようというものなのである。こうして，当初は不可能と思われていた複数の要求に応えることが可能となった。さらにM粒子が散布された空間では，目視による戦闘が不可避となる。人間の形を模したMSは，近接戦闘にも非常に柔軟に対応できた。まさに公国軍にとって理想的な兵器だったのだ。
可動肢を持つ宇宙機動兵器のコンセプトを提示したのは，サイド3を拠点とするZEONIC(ジオニック)社であった。ジオニック社は当初，競合企業であるZIMMAD(ツィマッド)社やMIP(エムイーペー)社とのコンペティションに向けて新兵器開発を推進していた。そして，公国軍の開発局からの新兵器に対する要求を達成するためには，機体の機動に関する手法に抜本的な解決策がもたらされない限り，目覚ましい効果は期待できないという結論に達した。そして，AMBAC機動の有効性に着目していた同社は，社内プロジェクトとして戦術汎用宇宙機器の開発を目的とする"S.U.I.T"計画を発足し，AMBACに必要な可動肢を2対とすることで，人体を模した新発想の兵器開発に着手したのである。
事実上，MSという兵器の概念が成立した時点では，充分な動力源やアクチュエーターの開発などは暗中模索の状態であった。当時のままの技術では，独立した巨大な汎用人型兵器を成立させることは不可能であるかに思われた。だからといって，ジオニックの技術陣に勝算がなかったわけではない。独立した動力源としては，技術革新が著しい核融合炉の小型化が進展していたし，小型で高トルクのアクチュエーターの開発も順調に推移していたからである。そして，それらの技術進展の予想値を墓に，開発が進められていったのである。
MSが現在に近い形を獲得したのは，研究の開始から2年後の0073年で，MSの名を冠されるのもこの年であった。まず，外部制御，外部動力による稼働試験機MS-01が造られ，続いて制御機器内装による稼働試演機MS-02が造られた。そして，短時間ながら独立稼働が可能な試験機MS-03を経て，ミノフスキー超小型反応炉搭載の稼働試験機MS-04が完成し，実戦投入の目途が立った。それからさらに改良が重ねられ，0074年2月。MS-05が完成。「ザク」と命名された。この機体は，それまで機体外に設けられていた動力/制御関連の機器を全て内装としており，同年5月には実戦仕様量産機がロールアウトするに至った。こうして，史上初の巨大な人型兵器が宇宙世紀に産声を上げたのである。
MS-05の完成によって実用化されたMSは，人型をしていることによる汎用性と，四肢を持つことによる機動力を遺憾なく発揮した。それは，宇宙空間に適応した全く新しい航宙機であると同時に，高性能の土木/工作機器でもあった。そしてこの後，宇宙世紀において，人類は，この巨人とともに歴史を歩むこととなるのである。
量産されたMS-05のうち，実戦仕様量産機を原型とする初期先行試作量産型はAタイプと呼ばれ，27機ほどが生産された。そして，数次にわたる訓練運用と実戦投入を経て，それらの実働データをもとに各部の手直しが施され，改良型のBタイプが793機生産されている。最終的にこのMS-05(通称「ザク�機廚△襪い蓮峙譽競�」)は，計820機ほどが生産され，その多くが教導機動大隊の編成や初期の戦闘において使用されている。そして，同年7月には，MSとの連携および地球侵攻作戦への投入を前提とした軽巡洋艦ムサイの一番艦が就航し，公国軍の兵器体系が，実質的にMSの運用を前提とするものに転換されたことを物語っている。こうしてMSは正式に戦時に組み込まれた。それに並行して公国軍は，組織的にも抜本的な改組および改変が行われることとなった。
MS-05は充分に優秀な機体であったが，各種の戦術や部隊編成，大隊規模の作戦行動における稼働時間など，様々な問題も表面化していた。これらは主にボディ内部の容積率の問題から，動力系の機能向上が限界に達していたためと言われ，性能を維持あるいは更新しつつ，生産性や整備性の一層の向上が求められていったのである。
こうしてMS-05の生産はA，B型あわせて約800機を超えた時点で終了し，更なる高性能化を目標にMS-06ザク�兇�開発された。この時点で，公国軍の主力兵器の座はMS-06に禅讃されたが，それはMS-05の量産によって得られた技術的蓄積があればこそであり，その意味で，MS-05こそが，実質的なMSの祖であるということができるだろう。それは，公国軍の台所事情を別にしても，この機体が生産終了後も存分に稼働していたという事実が，この機体の優秀さを十二分に証明している。
U.C.0058年。コントリズムを提唱するジオン・スム・ダイクンは，サイド3においてジオン共和国宣言を行った。前後して国防隊が組織され，その4年後の0062年。実権を掌握したデギン・ソド・ザピにより，国防隊は異例の早さで国軍へ昇格した。そして，0071年，M粒子効果の発見に伴って，公国軍はMSの開発に着手した。
0076年5月。初の実戦用MSであるMS-05ザクの量産化に従い，キシリア・ザビ大佐(当時)の指揮のもと，実験的MS部隊である「教導機動大隊」が編成された。この大隊は，MSによる基本的な戦術と戦闘法，あるいは運用そのものの基礎とバリエーションの数々を確立したほか，後にエースと呼ばれる多くの優秀なパイロットを養成および輩出したことで知られている。
0077年にMS-06が開発されるまで，言うまでもなく，この大隊に供給されたMSは全ていわゆる05系の機体であり，取り回しが楽であったことから，初心者の技能習熟にも最適だったという意外な側面も持っていた。
06型の生産が軌道に乗ってくると，05系の機体を擁する部隊編成は暫時更新されていったが，それによって05系の機体は，輸送や補給艦隊の護衛などといった，兵立占任務に就くことが多くなっていった。
0078年10月。ドズルとキシリアの戦術論の違いによる対立で公国軍が宇宙攻撃軍と突撃機動軍に二分された。ドズル自身，MSの兵器としての有効性そのものは十分に認識しており，自身，パイロットとしても勇名を馳せている。この顛末の原因は，要するにMSの運用方針の違いが発端だと言われている。互いに自説が通らねば軍籍を抜けるとまで言い出した二人に対し，ギレンが善後策として軍を二分したのである。
これによって必要とされるMSの配備数も倍増したため，05系の機体も再び戦力として前線に狩り出されることとなった。その時点でも05系の機体は十分に耐用年数内だったが，実質的な性能差はいかんともし難く，防空や哨戒，護衛，工作任務が多かったようだ。
この機体は，B型に分類される機体群のうち，UC0077年10月下旬から生産された最終バージョンで，06系の機体のために開発が進んでいたデバイスやユニットがいくつか装備されています。
!コミックボンボン 1982/10 大河原邦男オリジナルメカシリーズ8 大河原氏コメント
:旧型ザク用バズーカ固定器:
今月号のオリジナルメカは，プラモ初心者でもかんたんに改造できるものにしてみました。ちょっとしたアイディアでプラモがひきたつようになるでしょう。
!!!陸戦用ザク��
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-05B
,兵器区分,-
,所属,ジオン軍
,パイロット,ジオン兵
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,-
,初出作品,機動戦士ガンダム外伝〜ZEONIC FRONT
,参考文献,-
!!スペック
上記に準ずる。
!!武装
上記に準ずる。
!!概要
MS-05Bの一部デバイスや運用兵装を地上用に変更したもの。
後期型をベースにした機体がほとんどで，結果的に，改修によりMS-06並みに運用できたとされる。
!!引用
!!備考
!!関連項目
!!編集者
*あさぎり
----
!!!陸戦型ザク�� [フェンリル隊仕様]
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-05B
,兵器区分,-
,所属,ジオン軍
,パイロット,マット・オースティン
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,-
,初出作品,機動戦士ガンダム戦記〜Lost war chronicles{{br}}GUNDAM LEGACY
,参考文献,ガンダムエース 04/11
!!スペック
上記に準ずる。
!!武装
上記に準ずる。
!!概要
!!引用
!GUNDAM WAR 月下の戦塵 ジオン公国軍 U-126
「闇夜のフェンリル隊」に配備された，陸戦仕様の機体。スタングレネード等の多彩な武器と，強化されたセンサーが特徴。ザクIのみを愛機とする，マット・オースティン軍曹が搭乗した。
!!備考
!!関連項目
!!編集者
*あさぎり
----
!!!ザク��[08小隊版]
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,MS-05B
,兵器区分,-
,所属,ジオン軍
,パイロット,ジオン兵
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,不明
,初出作品,機動戦士ガンダム〜第08MS小隊
,参考文献,-
!!スペック
,項目,内容
,全高,UN
,頭頂高,UN
,本体重量,UN
,全備重量,UN
,ジェネレータ出力,UN
,スラスタ推力,UN
!!武装
!毒ガス弾ランチャー
!!概要
ザク�気龍刺�装甲のバリエーションタイプ
装甲が強化されており，一般の機体と形状が異なっている。その配備状況などから考えて，B型の改修型と考えられるが実際のところ詳しいことはわかっていない。
はっきりしているのは，胸部形状からジェネレータが載せ替えられているタイプであろうことであり，ザク�気慮經�型として考えてもいいだろう。
!!引用
!GUNDAM WAR 相克の軌跡 ジオン公国 U-144
一週間戦争で使用された，ガス弾発射器を装備した機体。弾頭には青酸ガスの数百倍の威力を持つGGガスが注入されており，内部で爆発させる事で，多くのコロニーを壊滅に追い込んだ。
※カード名は，「ザクI（ガス弾発射器装備）」。
!!備考
!!関連項目
!!編集者
*あさぎり
----
{{category MS/MA・M}}
{{category モビルスーツ・1st}}
{{category モビルスーツ・MSV}}
{{category 加筆募集・MS}}
----
{{lastmodified}}
!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
※追記できる情報（他愛のないものでかまいません）がある場合，上記リンクから記述専用ページに移動し，情報投入をお願いします。