〔MP-02A〕オッゴ

オッゴ

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

　オッゴが装備する武装は，基本的に従来のMS用兵装の流用に過ぎず，また，装備も固定されたものではなく，生産時や運用時の状況に合わせて装着されるために特定の装備というものを持たない。
　このため，基本となるロケットポッド以外は，柔軟な装備がなされている。

6連装ロケットポッド

ザク・マシンガン

　アタッチメントに接合可能な武装のひとつ。

ザク・バズーカ

　アタッチメントに接合可能な武装のひとつ。

シュツルム・ファウスト

　アタッチメントに接合可能な武装のひとつ。

 概要

　MP-02A《オッゴ》は，一年戦争末期（それも極めて終盤）にジオン公国軍が開発・実戦投入した急造兵器である。
　連邦軍が大量投入したRGM-79《ジム》は，その簡易性にも関わらず高い性能を持っており，従来の公国軍系モビルスーツ（特にMS-06《ザク》）では対応が難しく，またMS-09R《リック・ドム》であっても五分に持ち込めるパイロットはどの程度存在するか，というほどのものであった。

　これに輪をかけて公国軍を追い込んだのが，支援機として大量に投入されたRB-79《ボール》の存在であった。
　ボールは，中途半端な機体にも関わらず，数の力によって戦場に大きな影響を与えた。120mmキャノンによる攻撃は，従来の射程外から公国軍モビルスーツに襲いかかり，多大な被害を被ることとなったのである。
　このような事実に直面したジオン軍が開発に着手したのが，ジオン版ボールとでも呼ぶべきモビルポッド計画であり，この計画により誕生したのがオッゴなのである。

　オッゴは，簡易版モビルポッドとして計画されたものでありながらも公国軍には既に余力がなかったため，基幹ユニットは2つの条件が化せられることになった。
　一つはザク向けに開発されたパーツを使用すること。そして，もう一つは基幹ユニットが従来の生産ラインに乗せることができることであった。
　この条件の中で主導権を握った技術本部は，従来メーカーや開発部局ごとにばらばらであったプロジェクトを継ぎ合わせ，U.C.0079年11月に，モビルポッド「オッゴ」のプロトタイプを完成，実戦用の機体の生産に着手している。
　だが，実戦に投入された実用型がロールアウトしたのは，既に終戦直前であり，その評価試験もア・バオア・クー攻防戦直前という状況であった。

機体構造

　オッゴは，基本フレームに装着した左右のシリンダーを大推力用の重推進剤と巡航用兼アイドリング用の水素という二種類の推進剤タンクとしており，事実上推進剤の塊のような構造となっている。
　本体のジェネレーターは，戦線の後退により不要となった地上用ザクのものを流用しており，地上用ジェネレーターが真空の宇宙用に設計された冷却システムを持っていないことから，静止モードでもロケットエンジンをアイドリングさせ，（推進剤に載せた）廃熱とアームなどの稼働を行っていた。
　このため，推進剤の消耗も激しく，また既存のMS用兵装を装備していることから，弾切れを起こした際にマガジンを交換する方法が無いため，これを補助するための大型補給プラットホームの必要性が当初から要求された。
　このため，オッゴをサポートするために開発された機体が，MA-05Ad《ビグ・ラング》である。

 引用

GUNDAM WAR 変革の叛旗 ジオン公国 U-308

　ジオン軍の駆逐モビルポッド。戦局の悪化に伴い，既存の生産ラインを利用して量産した機体。ザクマシンガンやバズーカを装備可能で，ア・バオア・クーの決戦の中で評価試験が行われた。

 備考

 関連項目

• 〔MA-05Ad〕ビグ・ラング

 編集者

• あさぎり

[MS/MA・M]
[モビルスーツ・MS-IGLOO]
[加筆募集・MS]

最終更新時間：2016年04月23日 21時03分00秒

 ノート

■本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報（他愛のないものでかまいません）がある場合，上記リンクから記述専用ページに移動し，情報投入をお願いします。