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〔MBF-M1〕M1アストレイ

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M1アストレイ / 量産型アストレイ

  • [MS]

データ

機体データ
型式番号MBF-M1
兵器区分オーブ軍主力モビルスーツ
所属オーブ連合首長国
パイロットオーブ兵
ロウ・ギュール
ロンド・ギナ・サハク他
製作データ
デザイナー大河原邦男
初出作品機動戦士ガンダムSEED
参考文献データコレクション・ガンダムSEED
1/144 コレクションシリーズ 箱書き
Gジェネレーションポータブル
GUNDAM WAR ほか



 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高17.53m
本体重量Unknown
全備重量Unknown
重量53.5t
ジェネレータ出力Unknown
スラスタ推力Unknown
製造メーカーモルゲンレーテ

 武装

71式ビームライフル

70式ビームサーベル

シールド

75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン

 概要

 MBF-M1《M(モデル)1アストレイ》と呼ばれる本機は,オーブ連合首長国がいわゆるヤキン・ドゥーエ戦役の際に実戦投入したモビルスーツである。本格的実戦配備機としては,ザフト製モビルスーツに次ぐ事実上2番目の機体となった。
 M1アストレイは,オーブ政庁による極秘要請により大西洋連邦の技術盗用によって建造されたMBF-P1〜03シリーズ(後に「アストレイ」と命名される)の正統なる量産モデルであり,その名称は,プロトタイプたる「アストレイ」の名称と,制式採用された初のモデルであることからM1アストレイと付けられたとされている。

 機体設計に関しては,基本的にMBF-Pシリーズの機体のフレーム露出部を装甲で覆うなどの実戦仕様の改修がされただけで,本体そのものに大きな改良点はない。また,その機体コンセプトも「敵の攻撃を動いてかわす」ことを主眼として設計されている点もプロトタイプと変わりはないのである。ただし,MBF-Pシリーズが技術検証の意味合いも含んだ汎用性の高い(言い換えればどのようにでも仕様変更できる)機体であったのに対して,M1は「国土防衛」という任務を主体に設計されている点は,プロトタイプとの最大の相違点と言えるのである。
 その結果,M1は基本的に大気圏内での使用を前提としており,そのためにプロトタイプが備えていたオプション装着のための可変バックパックはオミットされている。その代わりに,大気圏内仕様の機動バックパックが装着されている。(俗にこれをフライトユニットと呼称する。)

 このバックパックは,GAT-X105に採用されたエールストライカー(AQM/E-X01)を設計のベースとしたものと考えられる構造を採っており,短時間ならば飛行も可能であったようだ。(ただし,長時間の飛行やホバリングには向いていないため,バックパックをオプションごと改良した「シュライク」が追加設計されている。シュライクが追加された理由のひとつが,オーブという国家の国土が大きく影響している。この件については,M1アストレイシュライクを参照のこと。)

 MBF-Pシリーズの量産型とはいえ,様々なパーツ類の簡略化が行われているため,パーツパーツによっては,量産機らしい洗練された部分も存在している。
 これは,大量生産を前提とした設計変更が加えられた為であり,実際,M1アストレイはジンに並ぶほど多くの機体が民間へと流出している。これは,オーブ本土が戦場となり,数多くの機体が投入されたことにより,損壊を受けた機体が,ジャンクなどとして流出したことによるものである。(また,一部にはこれらオーブ開放作戦における事実上の敗戦のため,ジャンク屋ギルドなどに身を寄せたオーブ関係者が多かったことにも起因する。)
 その結果,ジンのワークスタイプなどと同様に,「レイスタ」と呼ばれるM1アストレイベースのリサイクルモビルスーツも数多く生産されている。
 また,これらM1のデータやレイスタなどのデータから「量産型アストレイ」と呼ばれる,M1とは異なった流れの量産型MSも誕生しており,この機体の流れを汲む「アストレイ系」のモビルスーツもシビリアンアストレイなど数多く誕生している。(蛇足ながら,量産型アストレイを初めとするこれらの量産モデルには,本家アストレイを所持しているロウ・ギュールは関わっていないと言われている。)

 一方,本家であるオーブ連合首長国のアストレイ系は,M1の空間戦闘型であるM1Aアストレイ,M1系から大きく発展した可変MSであるムラサメ,その空間戦闘型であるオオツキガタなどの防衛と邀撃を中心とした正統な発展を続けている。(なお,M1やムラサメが空間戦闘ができないというわけではない。実際,三隻同盟として運用されたクサナギ搭載機は,パラメタ変更によって空間戦闘に対応しているし,メサイア攻防戦ではアークエンジェル搭載のムラサメが大きな戦果を挙げている。)

 M1は,元々が連合系技術の盗用からスタートしているが,オーブなりの技術とコンセプトにより,連合の量産型MSであるダガー系とは全く異なった方向性へと進化したといえるだろう。
 同時期に戦場で運用されていたM1アストレイ,ストライクダガー,ジンを比較(ジンは前出の2機種よりもだいぶ前の機体ではあるが)すると,三者三様の機体コンセプトであることがわかる。

 ストライクダガーは,GAT-X105のコンセプトを継承した機体として量産が進められるはずであったが,開発期間とコスト面からGAT-X102をダウングレードした簡易量産機といった形の機体として誕生している。そのため,とりあえず稼働するMSといったレベルから1歩抜け出た程度の機体でしか無く,単機での戦闘能力は従前のMAをようやく超えたという機体である。そのため,停戦後(実際には,大戦末期にはすでに投入されていたが)は105ダガーなどX105のコンセプトを継承した機体へと早々と機種転換が行われていった。

 ジンは,開戦前に既に量産レベルにおかれていた「初の量産型MS」であり,様々なMSにその技術系譜が継がれていった機体である。そのため,比較するのは少々間違っているかとも思われるが,M1やストライクダガーが配備された時期は,まだザフトの主力量産MSであったため,よく比較に持ち出されるのである。
 ジンは,「手持ち(あるいは用意されたハードポイント)に様々な兵装を装着することで汎用化」するタイプのMSであるといえる。すなわち,機体そのものは原則として共通で,装備換装によって戦場を変えるタイプの機体なのである。なぜこういった機体なのかというと,「史上初の量産型MS」であるからにほかならない。量産コストの削減や運用ノウハウの蓄積のためには,少なくとも本体は共通で操作性や稼働率を高めることが目的であったであろう事は想定できる。実際,それを示すかのような運用がなされており,ジンが完成したからこそ様々な局地戦用モビルスーツが開発されたと言えるのである。

 これらに対して,M1の場合は先に述べたとおり基本的に専守防衛(ただし,実際の運用については知っての通り,それだけではなかったが)を目的とした機体であり,国土を守るために外部へ打って出る機体ではない。
 そのため,オプションもオーブという国土に適合したものとなっており,それだけに限定された環境では,先述した2種の量産モビルスーツを上回る戦闘能力を発揮するのである。

 なお,M1はオーブにおける呼称であり,これはMBF-Pシリーズとの混同を避けるためと思われる。他の軍や民間からは単に「アストレイ」と呼称されており,他のアストレイ(すなわち,M1Aや量産型など)とひっくるめた形で呼称されることも多い。
 M1とは先に示したように量産モデルの1号機ということであるため,実際にはその後何らかの愛称が付けられた可能性も高い。

開発経緯

 概要で解説したとおり,M1はプロトタイプであるMBF-Pシリーズをベースに開発が進められた。元来,ジンという「驚異的な兵器」に対抗するには同レベルの兵器を開発するしか手段がないというコンセプトであり,その結果,同じモビルスーツを開発している大西洋連邦の技術を盗用するという手段に及んだということなのである。
 これにオーブが元々持っていた技術を融合させた結果,M1の開発は順調に進み,機体そのものは比較的早い段階で進行したものの,肝心の機体制御OSの開発は遅々として進まない状態であった。
 これは,大西洋連邦が「歩かせるのがやっと」というレベルのOSしか開発できていないことと比べると進行していたとはいえるのだが,それでもコーディネイター向けOSとして完成していたジンのOSと比較すると非常に難点の多い状態であり,特にナチュラル用OSの開発には重点的な開発体制が引かれていた。

 ナチュラルでありながら機体制御をこなしているP02パイロット,ロウ・ギュールのOSデータを得るためにテストパイロットであるジュリが名を偽り潜入するなど様々な手段(中には非合法な手段もあったと思われる)が取られたものの,その進度は十分とは言えなかった。
 結果的にザフトの追撃を逃れてオーブへと立ち寄ったアークエンジェルのキラ・ヤマトによってM1のOSは大幅に改善され,ナチュラルのコントロールでも十分M1の能力を発揮できるレベルにまで改良されたのだが,その後もサーペントテールの叢雲劾による最適化など様々な改良が加えられていった。

 このOSの完成を持って,M1はオーブ軍の制式量産モビルスーツとして配備が行われ,C.E.71年のオーブ開放作戦(この作戦名は地球連合による物であり,オーブにとっては侵略阻止作戦である)においては,その物量差を覆し,2度もこれを退けた。しかし,その圧倒的な物量差はいかんともしがたくこの戦闘では敗北を喫すのだが,後の三隻連合の主力として活躍し,戦後ムラサメがロールアウトするまでは,様々な部隊へと配備がつづけられていった。

 引用

GUNDAM WAR -EXTENSION BOOSTER- SEED U-S25

 中立国オーブで開発された量産型アストレイ。ヘリオポリスで開発されていたプロトタイプを基に,本国で量産化された機体。地上での使用を前提とし,背部にウイングを装備している。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・M]
[モビルスーツ・SEED]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2016年07月07日 21時16分31秒

 ノート

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脚注