〔M61A2〕61式戦車

61式戦車初期2型

• [MS]

 データ

 スペック

 武装

150mm2連装滑腔砲

 概要

　M61A2《61式戦車初期2型》は，U.C.0061年に配備が始まった地球連邦軍の主力戦車「61式」のバリエーションで，2度目の設計変更が行われた際の仕様である。

　61式戦車そのものは，配備当時から優れた戦車であることを証明した車輌で，衛星リンクシステムを利用した高い射撃精度と他の車輌との連係攻撃によって効果的な運用が可能であった。
　装備された2連装150ミリ滑腔砲は，車輌搭載型の砲としては絶大な威力を誇っていたが，その反面乗員スペースを狭めてしまい，（自動装填装置が備えられているとはいえ）車長とドライバーの2名での運用を強いられることとなった。
　一見すると，効率的な運用にも見えるが，主力戦車の運用においては，特に目視が重要となる場面も多く，ミノフスキー粒子散布下のレーダー，衛星リンクシステムの使用できない状況下では，乗員の少なさが仇となってしまった局面も多い。

　一年戦争当時，既に旧式となっており，投入された車輌の多くは，公国軍のモビルスーツとの戦闘で戦闘不能に追い込まれている。一年戦争末期の激戦のひとつであるオデッサの戦いでは，投入された車輌の実に8割が未帰還，または戦闘不能の状態だったとも言われており，戦場の主役がモビルスーツに移行するにつれ，徐々にその姿を消していくこととなった。

　なお，61式戦車そのものは，配備時期，生産時期，運用地域など様々な状況によって改装が行われたバリエーションも多く，本タイプは，61式の中でも初期型に相当する仕様で，ガンタンクと共に治安維持用としてムンゾ共和国に配備されていたものである。

 引用

 備考

設定の変遷について

　61式5型は，U.C.HARD GRAPH（以下，ハードグラフ）のインストラクションで設定された車輌で，ハードグラフの設定では，MS IGLOOにおけるセモベンテ隊の運用車輌という扱いであった。
　このデザインは，第08MS小隊においてリファインされたデザインをベースにさらにブラッシュアップしたもので，MS IGLOO2では，ほぼ同じデザインがヨーロッパ戦線で運用されていたこととなっている。

　ベースとなった08小隊版は，まだ機動戦士ガンダム劇中の61式の意匠を引きずっていたため，車高が高めに設定されているが，このハードグラフ版では，より戦車らしいアレンジで車高が低く設定されており，搭載されている主砲の口径も大きなものとなっている。このため，デザイン違いとしての解釈も可能であり，この場合は，08小隊版≠ハードグラフ版として扱うこととなる。

　本タイプA2型は，ガンダムTHE ORIGINアニメ版に登場したもので，デザインのベースは，08小隊版（というよりもハードグラフ版）であるが，スペックを比較するとより低車高の設定となっており，さらに戦闘車両らしいアレンジとなっている。
　これは，ファーストガンダム劇中の車輌が，対MS戦に対応するため車高が上がったとの説もあり，これらと符合するポイントでもある。

　蛇足ながら，これまで「TYPE-61」で登録していた61式も，この変更に合わせて「M61」で登録し直している。

 関連項目

 編集者

• あさぎり

[MS/MA・M]
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最終更新時間：2016年07月13日 21時14分47秒

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