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〔HFA-78-3〕重装フルアーマーガンダム

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重装フルアーマーガンダム

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号HFA-78-3 / FHA-78-3
兵器区分宇宙用増加装甲装備型試作モビルスーツ
所属地球連邦軍
パイロットユーグ・クーロ
製作データ
デザイナー大河原邦男
リファイン版:カトキハジメ
初出作品M-MSV
機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 水天の涙
参考文献SDクラブ
EB MS大図鑑Vol.8
HobbyJapan 2009/06 ほか

 スペック

項目内容
頭頂高18.3m
本体重量47.8t
本体重量98.2t[1]
全備重量120.8t
ジェネレータ出力3110kw
スラスタ推力95450kg
装甲材質ルナチタニウム

 武装

専用ビームライフル

 一年戦争当時よりも射程や速射性が向上している。
 背部ビーム・キャノン用のデバイスも採用されており,7号機専用にあつらえられたものである。

60mmバルカン

 60mm口径の実体弾を高速で連射する地球連邦製MSにデフォルトの装備。
 基本的に他の78タイプと同じスペックのものを装備している。

ビームサーベル

グレネードランチャー

ハイパーバズーカ

背部長距離ビーム・キャノン

 砲身に直接エネルギーCAP用のサブシステムと新開発のアクセラレーターを内蔵しており,当時の標準的なビーム・ライフルの2倍に相当する射程距離を持つ。

腕部ビームスプレーガン

腕部2連ビームスプレーガン

マイクロミサイル

3連ミサイルポッド

4連ミサイルポッド

メガビームキャノン

キャノン砲 x2

3連ミサイルポッド x2

 概要

 RX-78-7《ガンダム7号機》は,人類史上初の大規模宇宙戦争となった「一年戦争」において,その戦況を覆したとまで言われるほど有名となった地球連邦軍のモビルスーツRX-78-2《ガンダム》と同時期に開発が進められた同型機である。
 一般的に「RX-78 ガンダム」として知られる機体は,一年戦争当時,地球連邦軍最強といわれたニュータイプパイロット,アムロ・レイが搭乗した「ガンダム2号機」のことであるが,7号機は極めて初期の段階からその存在は知られていたものの,機体写真等は一切公開されておらず,長らく幻とされていたものである。(なお,ガンダムの開発経緯等については,RX-78-2の項目を参照のこと。)

 旧来の資料では,4号機,5号機はペガサス級サラブレッドに配備され,実戦投入が行われたとされており,RGM-79《ジム》の母体としての各種検証の後の動静が示されていたが,6号機〜8号機の動静については明らかでは無かった。終戦直後に発表された資料[2]では,6号機〜8号機が実戦投入されたかについては不明となっていたものの,わずか1年後に公開された資料[3]では6号機〜8号機の実戦参加について触れられているものの,その動静そのものは不明であるなど,混乱(あるいは意図的に封印していた)が見える物であった。
 しかし,U.C.0100年に突如連邦政府によって公開された多量の資料の中に,本機の機体資料と実際の運用状況に関する記録が発見されたことから,謎であった4〜7号機(8号機は,これらの資料の中にも所在が明らかでは無かった)の動静が明らかとなったのである。

 ガンダム7号機は,ジムの母体としての検証の後,一度実働仕様に組み上げられたものと考えられる[4]。しかし,次世代モビルスーツの開発プランがいくつか実働に入った段階で,新たな計画案にともなう改装(事実上の再設計)が行われている。この改装後の姿が,現在我々が見ることのできる6号機の姿なのである。
 次世代機開発の為のプランは複数提示されているが,4軍がそれぞれ立案したG4計画など(これには,応急的措置ではあったが,79Gタイプも含まれる)が,新規の78タイプ(俗に79G3タイプと呼ばれるもの)を利用したプランであったが,ジャブローに残る4〜8号機を元にしたプランは,膨大なコストをかけて建造したRX-78を直接改装することで,コスト的にも無駄にせず新型機を開発するプランであったともいうことができる。(なお,G4計画の存在は,疑問視されている部分もある。)

開発コンセプト

 ガンダム7号機は,U.C.0100年公開資料では一年戦争当時は「基本フレームのみ製作された未完成機」として提示されているが,既に「RX-78-7」の仕様番号は,型式として押さえられており,これを取得したプランという形で進められていたものである。
 開発コンセプトとしては,RX-78の仕様を完全に取り込んだ上での次世代モビルスーツのコンセプト機であり,一年戦争後に再設計されたRX-81(このタイプには「ジーライン」という機体名が付けられている)で採用された換装システムの基本となるようなシステムが採用されている。

 本機の機体形状は,RX-78-2タイプの発展型という趣ではあるが,78-4,78-5,78-6仕様の各機とは異なり,本体に大幅な追加装備を施すのでは無く,どちらかと言えばプレーンな機体そのものである。こうした点にも,4〜6号機との開発コンセプトの違いが見え隠れしている。
 また,装備が予定された増加装甲は,FA-78-1《ガンダムフルアーマータイプ》のような単なる追加装甲的な物ではなく,始めからシステムの一環としてプランニングされた物であり,増加装甲そのものにもスラスターや追加ジェネレーターなどを備えるなど,単なる「装甲」というよりは,「本体の延長線上のパーツ」に相当する物であった。
 さらにモビルスーツ自体を移動要塞とするパーツまで考案されていたのだが,本機の基本フレームが完成した時点で終戦を迎えており,実機が完成することはなかったと言われているのである。(これには,当時の技術力不足の側面もあったとされる。)

フルアーマー

 本機,FA-78-3は,FSWS計画自体が停止した後に開発がスタートした「RX-78-7専用」の増加装甲システムである。基本的なデータをFSWSから流用しているため,基本的な仕様はFA-78-1に準じるが,ジェネレータを直結して利用できるなどRX-78-7に特化したシステムを搭載しているのが特徴的な点となっている。
 特にRX-78-7が採用した複合ユニットの概念を投入しているため,この増加装甲の上にさらに増加装甲をとりつけることが可能となり,いわゆる重装甲仕様として運用も予定されていた。これが,HFA-78-3《重装フルアーマーガンダム》である。
 この重装仕様は,巨大なブースターユニットと一体化した増加装甲をFA-78-3の上に装備することで完成するもので,大型のメガ粒子砲を搭載しており,単体のMSとしてはおそらく一年戦争時最強のMSとなったはずである。
 本来想定されていた運用方法は,強大な推力で,敵陣に接近しつつ,第2装甲に装着されているメガ粒子砲などで,攻撃,敵陣到達後は運動性を阻害する第2装甲を剥離し,第1装甲(すなわちFA-78-3の状態)で接近戦に移行するというものであった。
 しかしながらジェネレータ出力の不足はどうしようもなく,実際の運用にまでこぎ着けることはできなかったとされている。
 この機体の延長線上にあるのが,後のRX-78GP03《ガンダム試作3号機デンドロビウム》である。

運用

 本機が脚光を浴びたのは,後[5]に明らかとなった,公国軍残党による水天の涙事件である。
 この事件では,公国軍残党に対する追撃部隊として特務部隊ファントムスイープ隊があてがわれ,これに7号機が配備されている。
 当初,RX-81《ジーライン》を運用していたファントムスイープ隊であったが,7号機の配備を受け,攻勢にでたことで,事件の解決を図っている。

 引用

GUNDAM WAR 栄光の戦史 連邦 U-394
GUNDAM WAR 宇宙を駆逐する光 連邦 U-394

 ガンダム7号機の火力と装甲を強化した形態。ファントムスイープ隊がこれを受領している。

 備考

型式について

 SDクラブでの初出時の型式番号は,HFA-78-3である。これは,Heavy Full Armorを意味していたと思われる(後に,MS大全集2016などで確認できるようになった)のだが,一部にはFHA-78-3という型式も見られる。

水天の涙版について

 ガンダム戦記(水天の涙)に登場したカトキハジメ氏によるリファイン版は,現状,M-MSV版との差違がそれほど大きくない(ガンダムにおける大河原版とVer.ka版ほどの違いと考える)ため,原型と大きく異なる4号機,5号機,6号機とは違い,同一機として解釈している。
 なお,設定上異なった機構や大幅な違いが確認された場合,前出の3種の様に分割を行う場合もある。

設定の不整合

 7号機と8号機の所在不明がMSVの記述とM-MSVの記述の相違点を生んでいる。
 MSVでは,6〜8号機も実戦投入されたという記述が存在しているため,一年戦争時には「未完成であった」とされる本機の問題は,大きく影響しているのである。
 このため,本文中の様な,一度組み上げられたものの再改装を受けた,という扱いにしている。

 関連項目

 編集者


[MS/MA・F]
[MS/MA・H]
[モビルスーツ・M-MSV]
[モビルスーツ・水天の涙]
[加筆募集・MS]


最終更新時間:2016年06月02日 21時27分45秒

 ノート

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脚注

  • [1]ファースト/セカンドアーマー含む
  • [2]1/144スケール「プロトタイプガンダム」インストラクション
  • [3]メカニカルファイル「プロトタイプガンダム」
  • [4]このように考えないと,RX-78-1およびRX-78-2仕様の機体数のつじつまが合わなくなってしまうため。
  • [5]実は設定的に水天の涙事件が明らかになったのは,U.C.0100年以降ということになる。この点を理解せずに論説を展開している事例が多く,この点には疑問を呈する。