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ガンダムアストレア(タイプF2/タイプF改)
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | GNY-001F2 |
兵器区分 | GENERAL PURPOSE(汎用型モビルスーツ) |
所属 | ソレスタルビーイング(フェレシュテ)→フリー |
パイロット | フォン・スパーク |
製作データ | |
デザイナー | 海老川兼武 |
初出作品 | 機動戦士ガンダムOOF |
参考文献 | 電撃HobbyMagazine 2007/12 1/100 ガンダムアストレア インストラクション ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 18.3m |
頭頂高 | Unknown |
本体重量 | Unknown |
全備重量 | Unknown |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
製造 | クルンテープ |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ(太陽炉) |
推進力 | GNドライヴ(GN粒子) |
乗員 | 1名 |
GNコンデンサー
ガンダムアストレアFの腕関節,脚部関節には,ハードポイントが存在する。
これは本機が各種装備のテストをするために作られた機体であることを示す外見的な特徴のひとつだ。
発展機であるガンダムエクシアは,この部分にレンズ状のパーツが存在するが,これはGN粒子を溜めるGNコンデンサーである。本機も,ガンダムアストレアF2へ改良された段階で,GNコンデンサーに置き換えられた。
スリースラスター
背中に位置するパーツ。内部にGNドライヴを内蔵している。
他のガンダムではコーン型だが,ガンダムアストレアFでは,3つのスラスターを中心とした形状を持つ。これは,より強い推力を得るために開発された「スリースラスター型ドライヴ」である。
このタイプは,内部に格納された太陽炉の換装も容易である。
「フェレシュテ」では,5機のガンダムを所有するが,太陽炉は1つしかないため,出撃時に換装して使用している。
センサーマスク
ソレスタルビーイング以外にガンダムが存在することを知られないため,「フェレシュテ」の機体は特徴的なフェイスにマスクを付けている。
このマスクはセンサーとしての機能も有している。
ただし,戦闘中には破損や欠落することもあり,ガンダムであることが敵に分かってしまった場合は,機密保持のため,敵の全てを破壊する殲滅戦が義務づけられている。
クラビカルアンテナ
両肩に突き出た二本のアンテナは,GN粒子の制御に使用される特殊なアンテナである。
レーダーや電波妨害,そして機体制御の一部もこのアンテナを使い行われる。
ガンダムアストレアでは,この部分にGNドライヴからのダイレクトなパワー供給ラインが存在しており,アンテナを外して,別途特殊装備を装着することが可能となっている。
ただし,アンテナを外すとGN粒子制御能力が著しく低下してしまう。
頭部アンテナ
本機から発展したガンダムエクシアと,本機の頭部を比較した場合,そのアンテナの形状の違いに気付かされる。
ガンダムアストレアでは,クラビカルアンテナの技術がまだ低く,干渉領域が大きかった。
この干渉を避けるため,ガンダムアストレアでは,正面額のメインアンテナを小型化し,干渉を受けにくくし,同時に側面に強力なブレードアンテナを配置することでGN粒子の干渉問題を最小限に抑えている。
武装
GNビームライフル
エネルギーを高めたGN粒子を打ち出す,粒子ビーム砲。
この時代,モビルスーツが携帯できるビーム砲の実用化に成功しているのは,ソレスタルビーイングだけである。
使用される粒子量が膨大であるため,腕のコネクタに装着してパワー供給を受けて使用される。また,使用時以外でも,常に銃内部のGNコンデンサーに粒子を蓄えることにより,連続射撃が可能となる。
GNビームサーベル x2
各国で開発が急がれているエネルギーの刃を持つ格闘兵器。
ソレスタルビーイングでは,GN粒子を使用することで,実用化に成功している。ソニックブレイドやプラズマソードに対し,圧倒的な切れ味を持つ。刃の部分は粒子の反発拡散を防ぐように作られており,純粋なエネルギーの固まりでありながら実体剣と切り結ぶことが出来る。
GNランチャー
肩のクラビカルアンテナを外して装着される,GNドライヴ直結式火器。
これが発展して,GN-005《ガンダムヴァーチェ》のGNバズーカになる。
初期テストでは,放出されるGN粒子がバックファイヤーを起こして,銃全体から粒子が吹き出してしまった。調整によりバックファイヤーは押さえられたが,完全になくすためには,設計変更が必要である。なお,両肩に装着したダブルGNランチャーでの運用も行われた。
プロトGNソード
巨大な実体刃にGN粒子をまとわせ,ビームサーベルと実剣の両者の特徴を引き出した格闘兵器。大型の実体剣であるため,使用時以外は,折りたたむことで邪魔にならない工夫がなされている。
GN-001《ガンダムエクシア》に装備されるGNソードの原型となった武装。プロトGNソードは内蔵銃がなく純粋な格闘兵器だが,この段階ですでに銃を内臓する計画があり,未完成であるため「プロト」の名を冠する。
GNシールド
Eカーボン製のシールド。
ガンダム本体の装甲も,強固なEカーボンで出来ているが,腕に持つシールドは,フレキシブルに動くことで攻撃のショックをより吸収することが出来る。
さらにこのシールドは,GN粒子をシールド表面に付着,コーティングすることで,耐ビーム兵器能力を上げたり,実体弾を磁気化して,その破壊力の加わる方向をシールドの表面で滑らせ,そらすことが可能となっている。
GNバルカン
両手首の上(下腕部袖口)に装備されている兵器。
GNライフルほどの攻撃力はなく,主に牽制に用いられる。
とはいえ,ビームを断続的に連射可能であるため,Eカーボン製の装甲を持たない通常兵器にとっては,驚異的な武器となる。
GNリフレクション
シェリリンがタイプF改2に搭載した新技術。
トランザムの粒子解放時,機体周辺のGN粒子をコントロールする。
ただし粒子移動量は限られていて発動も一瞬に過ぎない
概要
GNY-001《ガンダムアストレア》は,ソレスタルビーイングが開発した第二世代ガンダムの試験1号機である。系列的には後に誕生するGN-001《ガンダムエクシア》のプロト機であるが,この時点では格闘用の機体ではなく汎用機として開発されている。
イオリア・シュヘンベルグによって設立された私設武装集団「ソレスタルビーイング」。武力によって紛争を根絶しようという理念を掲げる組織の象徴となる力がモビルスーツ「ガンダム」である。
イオリアの理念を実現するために不可欠な力であるガンダムとして最初に完成したのはGN-000《0ガンダム》である。この第一世代機に続いて建造されたのが,アストレアなのである。
正義の女神である「アストレア」の名を冠したこの機体は,0ガンダムの持つ汎用性を踏襲している。さらにアストレアでは,機体の基本性能の向上,及び各種特殊装備のテストが行われた。
本機,GNY-001F2《ガンダムアストレア(タイプF2)》は,西暦2307年のソレスタルビーイングによる紛争介入に際して,そのバックアップとして活動を実施することとなったサポート組織「フェレシュテ」によって運用された際のGNY-001F《ガンダムアストレア(タイプF)》の改装機である。
ソレスタルビーイングの崩壊によって各地で放棄されたそれらの補修部品類をフェレシュテが回収しており,これを利用して建造から15年を経て老朽化が進んでいたアストレアを補修した姿である。特にガンダムエクシアの補修部品類によって改装された結果,総合的な性能の底上げがなされることとなった。
その後,ソレスタルビーイングの活動が再開され,第4世代ガンダムの開発が始まると,フェレシュテに預けられていたオリジナル太陽炉が回収されることとなったことから,アストレアには大型GNコンデンサ(GN粒子貯蔵タンク)が搭載され,時間制限のある状態での運用となった。(同様の改装は,0ガンダムにも加えられている。)
引用
GUNDAM WAR NEX-A プロモーション 青 00/U BL019P
アストレアの劣化したパーツを交換し,フェレシュテが回収したエクシアの予備パーツを加えて改良した機体。頭部アンテナが追加されており,全体的な性能面も向上している。
備考
関連項目
編集者
[MS/MA・G]
[モビルスーツ・ガンダムOOF]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2017年05月15日 21時22分17秒
ノート
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脚注