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ガンダムエクシア(ロールアウトカラー)
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | GN-001 |
兵器区分 | GNドライヴ搭載型モビルスーツ |
所属 | ソレスタルビーイング |
パイロット | 刹那・F・セイエイ |
製作データ | |
デザイナー | 海老川兼武 |
初出作品 | 機動戦士ガンダムOO(DS版) |
参考文献 | 機動戦士ガンダムOO(DS版) ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | Unknown |
頭頂高 | 18.3m |
本体重量 | 57.2t |
本体体重 | 52.23t[1] |
全備重量 | Unknown |
重量 | 57.2t[2] |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
建造 | クルンテープ[3] |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ(太陽炉) |
推進力 | GNドライヴ(GN粒子) |
乗員 | 1名 |
頭部
ソレスタルビーイングのモビルスーツである「ガンダム」は,人間と同じく機体全般の制御に関係した機能が集約されている。2基のカメラアイを備え,擬人化されたフェイスデザインはいわゆる「ガンダムタイプ」の特徴となっている。
頭部アンテナは,レーダー索敵機能と通信機能を合わせ持つ。また,ヴェーダとのリンク(量子通信)を行うためのブラックボックスも搭載されている。エクシアを代表とする第三世代ガンダムの頭部アンテナには,粒子制御能力は試験的に導入されているものの,そのほとんどは肩に設置されたクラビカルアンテナに頼っている。
脚部
ガンダムにはGN粒子による機体の質量軽減効果がある。これは,ただ機体を軽くするだけではなく,任意の機体各部の質量比率を変化させることで,空中での慣性をともなう旋回性能や,宇宙空間でのAMBAC(アンバック=能動的質量移動による自動姿勢制御)を自在に制御することが可能となる。これにより脚部は「移動のために歩く」必要はない。一方で,格闘戦用機として人間に近いアクションを要求されるエクシアでは,人間と同等の関節可動を実現している。結果として,可動範囲確保のため装甲が他のガンダムより細かく分割されており,ポーズによっては一部の内部構造が露出することもある。防御力は低下するが,それを補う機動性を獲得することで,被弾率は四機のガンダムの中で最も低い。
GNドライヴ
極秘裡に開発された半永久エネルギー機関で,太陽炉と通称される。
機体中央部にマウントされており,稼働時に特殊な粒子「GN粒子」を発生させる。
ガンダムは,この革新的機関を動力としている。
武装
ガンダムの武装のほとんど全てが太陽炉で発生したGN粒子を何らかの機能として利用している。GN粒子を利用することで,既存の兵装とは一線を画したものとなっている。
GNソード / GNソード・ライフル x1
射撃と斬撃を一体化した武器。持ち替えの必要が無く,瞬時に対応距離を変えられるのが利点となっており,エクシアの主力となっている。
GNソード時は幅広の実体剣ながらモビルスーツの装甲をたやすく切り裂く高い切れ味を誇る。GNソード表面にはGN粒子によるコーティングが施されており,その切れ味を高める効果がもたらされている。
射撃モード(GNライフル)時は,刀身を折りたたんで手前に格納することで使用可能となり,刀身を含めライフル全体が右前腕といわば一体化するため取り回しがよくなる。
GNライフルは,銃身が短いためエクシアが得意とする近距離での使用に適しているということができる。GNライフルより発射されるGNビームは,破壊力が高く,各軍ともこれを防ぐ手段を持たない。
GNロングブレイド x1
左腰部に装備される斬撃武器で,ビームサーベルではなく実体剣である。
ショートブレイドより刀身が長いため,シルエットは左右非対称となる。
GNブレイドは,GN粒子を高密度圧縮し放出することで厚さ3メートルのEカーボンも切断可能である。その特性からエクシアの武装の中で最も開発に時間が掛かった武装となった。
GNショートブレイド x1
右腰部に装備した短刀。小回りがきくため,接近距離での接近戦や,スピードが重視されるシチュエーションに向く。状況によっては逆手でも使用する。
GNビームサーベル x2
両肩の後部に装備されたビーム兵器。抜き放つと,GN粒子による刃が形成される。
実剣ではなく,純粋にビームによる剣。
高い威力を持つ半面,大気の状態や,ビーム拡散策などにより,威力が減衰するという弱点もある。
抜刀する際は,接続部が脇の下を通って前へ傾倒し,サーベルを引き抜く。
GNビームダガー
腰部後部に備えられたビーム兵器。抜き放つと,GN粒子による刃が形成される。
実剣ではなく,純粋にビームによる剣。
ビームサーベルと比して,短めのビームの刃を形成することで,他の要因による減衰を防ぐ様調整されている。
基本的な使用法として,投擲がメインとなるが,ビームサーベルのように切断も可能である。
使用時には接続部が上部に起きあがることで,腰から引き抜く形になる。
GNシールド x1
高い強度を持つEカーボン製シールド。
現用MSの武装は,このシールドの強度を上回る攻撃力を持っていない。
接近戦を得意とするエクシアらしく,先端部は鋭利に研ぎ澄まされており,動きやすいように小さめのデザインになっている。
また,マニピュレーターの自由度を増すため,腕に直接固定できる仕組みとなっている。
GNバルカン
両手首の上(下腕部袖口)に装備されている兵器。
GNライフルほどの攻撃力はなく,主に牽制に用いられる。
とはいえ,ビームを断続的に連射可能であるため,Eカーボン製の装甲を持たない通常兵器にとっては,驚異的な武器となる。
GNソード/ライフルが使用のために変形アクションが必要なのに対して,こちらはとっさに使用する事が可能である。
概要
ソレスタルビーイングが開発したモビルスーツ「ガンダム」の1機。
機体中央に搭載されているGNドライヴ(太陽炉)から得られる無限に近いエネルギーとそれによって得られた驚異的運動性能によって,既存のMSを圧倒する戦闘能力を発揮することができる。
また,GN粒子を利用した機体稼働システムは特徴的であり,本機は一見機動の為に必要なスラスター類が見受けられない構造ではあるが,これに囚われない柔軟な機動が可能で,GN粒子を発生させることで,飛行することも可能である。(すなわち,擬似的な反重力を実現しているとも言えるだろう。)
さらに,GN粒子によるフィールドを発生することで,(ヴァーチェほどではないが)強固な防御力を持ち,これを展開することで単独での大気圏突入も可能である。(これにGN粒子による電波障害等の副次作用を加えれば,機体の隠密性まで高まるという非常に優れた「兵器」となる。)
エクシアの特徴は,これらのシステムを近接戦闘に特化した機体として運用している点にある。
ショートビームライフルとしても使用可能なGNソードを中心に,多種多様な近接戦兵器を運用する。通常形態時でも,GNビームサーベルおよびGNビームダガーは,それぞれ2本ずつ装備されており,これに作戦に応じて様々な装備を追加する形を取るため,斬撃兵器が主とはいいながらも,非常に多彩な装備を誇る。
エクシアのこれら斬撃兵器は,その開発コードネーム「セブンソード」からも特徴的なものとして取り上げることができる。これら7本の剣はそれぞれが目的の用途があり,戦局に応じて使い分けられる。
また,7本もの剣が用意されたのは,もう一つの理由がある。
それは,万が一「ガンダム」が他の陣営に奪取された場合,そのGNフィールドはソレスタルビーイングにとっても大きな脅威となる。これに対抗する為のカウンターとして用意されたのがエクシアなのである。
エクシアは,第三世代ガンダムではあるが,デュナメス同様その装備はソレスタルビーイングの活動が開始されてから初めて全てそろっている。これは,GNブレイドの完成度の底上げが必要だった為と考えられ,それだけにヴェーダ(ひいてはイオリア)の計画が周到であったと思われるのである。
実際,ソレスタルビーイングが壊滅することとなった国連軍との決戦においては,疑似太陽炉搭載機とはいえ,強力なGNフィールドを持つアルヴァアロンを撃破する為にこれらGNブレイド,GNソードは大きな効果を発揮しており,ガンダムヴァーチェのトライアルシステム同様,対ガンダム用カウンター兵器としてのエクシアの意義は大きかったのである。
引用
備考
DS版機動戦士ガンダムOOの予約特典として付属するFGキットの色変えバージョンの設定上のカラーリング。なお,本編でも2年前のシーンで登場している。
関連項目
編集者
- あさぎり
- funuさん
[MS/MA・G]
[モビルスーツ・ガンダムOO]
最終更新時間:2015年01月11日 21時25分18秒
ノート
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脚注