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〔GAT-X105E〕ストライクノワールの変更点

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>>[[ユーザーファイル入口|USER/〔GAT-X105E〕ストライクノワール]]
!!!ストライクノワール
*[MS]
!!データ
,機体データ{COLS:2|LEFT}
,型式番号,GAT-X105E
,兵器区分,-
,所属,地球連合軍
,パイロット,スヴェン・カル・バヤン
,兵器区分,ストライカーパックシステム搭載型モビルスーツ
,所属,地球連合軍(ファントムペイン)
,パイロット,スウェン・カル・バヤン
,製作データ{COLS:2|BGCOLOR:88aaff|BOLD}
,デザイナー,大河原邦男
,初出作品,機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-
,参考文献,Newtype 06/04{{br}}電撃HobbyMagzine 06/05{{br}}GUNDAM FACT FILE

,参考文献,Newtype 06/04{{br}}電撃HobbyMagzine 06/05{{br}}GUNDAM FACT FILE ほか
!!スペック
,項目,内容
,全高,17.72m(頭部アンテナまで)
,頭頂高,UN
,本体重量,UN
,頭頂高,Unknown
,本体重量,Unknown
,全備重量,Unknown
,重量,90.51t(含むノワールストライカー)
,ジェネレータ出力,UN
,スラスタ推力,UN
,ジェネレータ出力,Unknown
,スラスタ推力,Unknown
,装甲材質,VPS装甲
,製造,アクタイオン・インダストリー

!HEAD UNIT
X105Eの頭部には,クライアントであるファントムペインの仕様要求に基づき,近接戦闘行動に特化した構造変更が加えられた。

!頭部
 X105Eの頭部には,クライアントであるファントムペインの仕様要求に基づき,近接戦闘行動に特化した構造変更が加えられている。
 外見上,もっとも目を引く相違点はフェイスプレート中央の冷却スリットの位置変更である。従来はフェイスガード中央部に設けられていた二連スリットが,X105Eでは左右に振り分けられている。
 これは,頭部機関砲イーゲルシュテルンが改良されたことによる給弾経路の変更と,新たに搭載された強化型統合センサーシステムのレイアウト変更によって,熱処理ダクトの取り回し配置を再設計する必要が生じたためである。イーゲルシュテルンの給弾経路変更は,弾薬の変更による発射サイクルの向上に対応し,給弾速度を上げるための措置である。チークガード部の断面形状は,従来のシンプルなものから冷却スリットに連動したインテイクを備えた複雑な形状に変更された。
 複層化された装甲レイヤーには,新たに環境センサーが設置され戦闘時の即応能力を向上させている。また,頭部ブレードアンテナのエレメント形状と取り付け角度が変更された。シンプルなストレートタイプに改められたエレメントには,新開発の誘電構造体が採用されている。これは,第81独立機動群(ファントムペインの正式名称)が採用している近距離デジタルバースト通信システムのアップデートに対応するための改修で,近接戦闘時の僚機とのデータ通信の信頼性向上を目的としている。

!ARM UNIT
 これは,頭部機関砲イーゲルシュテルンが改良されたことによる給弾経路の変更と,新たに搭載された強化型統合センサーシステムのレイアウト変更によって,熱処理ダクトの取り回し配置を再設計する必要が生じたためである。
!腕部
 X105Eの腕部マニピュレーターには,アンカーランチャーが新設されたため外からは見ることのできない大きな設計変更が加えられている。
 アンカーはリールに巻き取られたワイヤーに接続され,特殊高分子ポリマー溶液のタンクに包まれた状態でマニピュレーターの肘部より先,下腕内部に収納されている。このワイヤーは,きわめて強靱な単分子繊維を芯線とし,その周囲をポリマーが被覆する二重構造である。アンカーが射出されると,ポリマー溶液の層を通り抜け,外部に繰り出される。ランチャーから発射されると,ポリマー溶液は瞬時に硬化してワイヤーを被覆する。このとき,ポリマー溶液はワイヤーと重合する際に分子組成を調製されるため被覆層の厚み,硬度,柔軟度などの設定を自由に変更することが可能である。したがって,ワイヤーは細さ,太さはもとよりその強度,しなやかさまで状況に応じて変化させることができ,幅広い用途に対応する。しかし,この複雑なランチャーの機構を内装するためには,従来の内部機構のレイアウトを見直し,コンパクトに再設計することが必要となる。もちろん,「腕」としてのマニピュレーターの強度を落とすことはできない。もともと,X105シリーズの腕部の性能の高さには定評があったが,それは機構の複雑さ,整備性の悪さなどのデメリットと引き換えに得られたものである。設計陣の奮闘により,X105Eの腕は求められた水準に達することができた。しかし,それは同時にコストのかかるパーツという評価を決定的なものにもしたのである。

 アンカーはリールに巻き取られたワイヤーに接続され,特殊高分子ポリマー溶液のタンクに包まれた状態でマニピュレーターの肘部より先,下腕内部に収納されている。
 この複雑なランチャーの機構を内装するためには,従来の内部機構のレイアウトを見直し,コンパクトに再設計することが必要となる。もともと,X105シリーズの腕部の性能の高さには定評があったが,それは機構の複雑さ,整備性の悪さなどのデメリットと引き換えに得られたものである。設計陣の奮闘により,X105Eの腕は求められた水準に達することができた。しかし,それは同時にコストのかかるパーツという評価を決定的なものにもしたのである。
!!武装
!M2M5 "トーデスシュレッケン"12.5mm自動近接防御火器
!M8F-SB1 ビームライフルショーティー x2
 機動性と瞬発力を求められる近接戦闘では,フルサイズのビームライフルは必ずしも最良の火器ではない。M8F-SB1ビームライフルショーティーは,近接戦闘に特化したX105Eの運用思想にあわせ,フルサイズのビームライフルをショーティー(短縮)化したモデルである。敵機との至近距離での格闘戦においても邪魔にならないよう,数度にわたるテストを経て開発された。完成した銃は,実質的にはモビルスーツスケールのハンドガンと言ってもよいはどコンパクトな機体となり,その取り回し性はきわめて良好である。なおビームの収束・誘導制御に大きな役割を果たす銃身長を切り詰めたため,有効射程はフルサイズ機と比較して15パーセント低下している。

!EQS1358 アンカーランチャー
 両腕,両脚部に内装されたアンカーランチャーは,近接戦闘において高い威力を発揮する装備である。対象物にアンカーを貫入,またはワイヤーを絡ませて破壊,牽引するなど多彩な運用が可能である。単分子繊維の芯線を高機能性高分子ポリマー層でコーティングしたワイヤーは,1G環境下で総重量100t前後の敵モビルスーツを捉え,振り回しても切断されないほど高い強度を持っている。

!M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器×2
!EQS1358 アンカーランチャー×6
 両腕,両脚部に内装されたている。
 対象物にアンカーを貫入,またはワイヤーを絡ませて破壊,牽引するなど多彩な運用が可能である。単分子繊維の芯線を高機能性高分子ポリマー層でコーティングしたワイヤーは,1G環境下で総重量100t前後の敵モビルスーツを捉え,振り回しても切断されないほど高い強度を持っている。
!M8F-SB1 ビームライフルショーティー×2
 機動性と瞬発力を求められる近接戦闘では,フルサイズのビームライフルは必ずしも最良の火器ではないため,近接戦闘に特化したX105Eの運用思想にあわせ,フルサイズのビームライフルを短縮化したモデルが用意された。
!57mm高エネルギービームライフル(175mmグレネードランチャー装備)
 175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフルはGAT-X102デュエルの専用装備として開発されたものだ。連合軍の指向性エネルギー兵器としてはもっとも古い世代のモデルだが,ザフトのパイロット,イザーク・ジュールの搭乗によって度重なる激戦をくぐり抜けてきた実績は,連合・ザフト双方から高い評価を獲得している。とくに,ビームと実体弾のグレネードを共用できる点は戦闘経験の豊富なパイロットに強く支持されている。そのためか,本機は試作兵器でありながら量産モデルに匹敵する異例の生産数を記録し,105Eをはじめとする多数のモビルスーツで使用されている。

:/ノワールストライカー装備/:
!ノワールストライカー
 AQM/E-X09Sノワールストライカーは,AQM/E-M1 IWSP(統合兵装ストライカーパック)をベースに開発されたストライカーパックである。その基本思想は,単独であらゆる戦況に対応することを目的に開発された多目的ストライカーIWSPの発展型だ。
 飛行能力,長距離砲撃能力,近接格闘能力など,ノワールストライカーではすべての性能においてザフトの主カモビルスーツを圧倒することが求められた。開発当初,技術陣はZGMF-1017ジンのスペックを40パーセント向上させた仮想モデルを仮想敵に想定した。しかしこの想定がまったく無意味であることはすぐ明らかとなり,設計方針から撤回された。兵器としての万能性を備えたまま,その特性を近接戦闘に振り向け特化させた点において,ノワールストライカーはきわめてユニークな性格を獲得することになった。
 本機の開発を要求したファントムペインは,表面上は連合軍の指揮系統内にあるものの,その本質は純然たるロゴスの私兵部隊である。軍規や戦争法などのモラルにはまったく制約されることなく,戦史の表舞台で語られることのない謀殺・破壊・非戦闘員攻撃など,いわゆる「汚い」対コーディネイター戦を遂行する影の軍隊であり,そのためアクタイオン社にノワールストライカーの開発を指示する際にも,その存在を表に明かすことがないよう,同社の大株主であるロゴス幹部を通じて裏ルートから発注がなされるという特別の配慮が払われた。
 本機では,装甲のPS化がノワールストライカー本体にまで拡張適用されている。これはパワーパックの高容量化技術の進展により実現したが,PS装甲部材自体の生産性は依然低いままであった。そのため,完全な形で完成したノワールストライカーの数量は二桁に満たないと推測される。運用には,IWSP同様パイロットに高い練度が求められるため,通常の部隊に本機が供給された記録はない。前大戦停戦後,ファントムペインはモビルスーツのパイロットをナチュラルからエクステンデッドへ段階的に切り換えていった。そのため,スウェン機以外のノワールストライカーはエクステンデッド兵の部隊に供与されたものと考えられる。しかしロゴスの崩壊後,それらの機体がたどった運命は不明のままである。

!MR-Q10 "フラガラッハ3"ビームブレイド x2
 初の量産型モビルスーツZGMF-1017ジンの実戦投入に当たって,ザフト軍幹部の間には物理的剪断力によって対象物を破壊する対艦刀の有効性を,疑問視する声があった。しかし,ジンが実戦で見せた戦果はこうした疑問を一蹴した。弾薬や電源などに依存しない対艦刀の威力は,予想をはるかに上回るものだったのである。以後,さまざまなモビルスーツ用対艦刀が開発されてきた。フラガラッハ3は,実体剣とビームエッジの両方を搭載した最新モデルで,PS化された装甲に対しても有効である。

!MAU-M3E4 2連装リニアガン x2
 ノワールストライカーに搭載された二連装リニアガンMAU-M3E4はその型式番号が示す通り,連合のベストセラーリニアガンユニットMAU-M3シリーズの発展形である。M3シリーズはモビルルアーマーなどにも搭載され,高い信頼性と抜群のコストパフォーマンスを誇る傑作火砲だ。M3E4は,高速連射性能と省電力化にポイントを置いたセッティングが施された近接戦闘に特化したモデルである。

!EQS1358T アンカーランチャー x2

 57mm高エネルギービームライフルはGAT-X102デュエルの専用装備として開発されたもので,連合軍の指向性エネルギー兵器としてはもっとも古い世代のモデルだが,ザフトのパイロット,イザーク・ジュールの搭乗によって度重なる激戦をくぐり抜けてきた実績は,連合・ザフト双方から高い評価を獲得している。
 そのためか,本機は試作兵器でありながら量産モデルに匹敵する異例の生産数を記録し,105Eをはじめとする多数のモビルスーツで使用されている。
!AQM/E-X109S ノワールストライカー
*MAU-M3E4 2連装リニアガン×2
*MRQ フラガッハ3ビームブレイド×2
*EQS1358T アンカーランチャー
 詳細は,「[[ノワールストライカーパック|〔AQM/E-X09S〕ノワールストライカー]]
を参照のこと。
!!概要
GAT-X105E ストライクノワールは,CE71年の大戦後に極秘裡に設立されたファントムペインにおいて運用される機体として,建造された機体である。
GAT-X105 ストライクをベースに開発された機体であり,VPS装甲の採用,パワーエクステンダーの導入,新型バッテリーの投入,OSの更新などといった新技術の投入により,全く新しい機体として生まれ変わっている。
この機体の改修及び建造はアクタイオン・インダストリーによって行われており,実質的にモルゲンレーテ製であったX105とアクタイオン社製のMS(代表的な機体はハイペリオンなど)の発展型ともいえるだろう。
 GAT-X105E《ストライクE》は,C.E.71年のいわゆるヤキン・ドゥーエ戦役の後にアクタイオン・インダストリーを中心に実施された「アクタイオン・プロジェクト」によって,再建造された第1期GAT-Xシリーズの改装機である。
 機体名の「E」は,進化型であるとの意味からストライクEnhanced(ストライクエンハンスド)と名づけられたもので,通常は単に「ストライクE」と呼称されることが多い。

本機は,戦後返還されたX102 デュエルやX103 バスターとは異なり,原型機であるX105 ストライクはオーブ連合首長国へと流出し,失われている。その結果,ベースとなる機体が存在しない状況で,設計段階から改めて機体構造の検討が可能となった。
それだけに,X102の改修機であるX1022 ブルデュエルやX103の改修機であるX103AP ヴェルデバスターなどと異なり,大がかりな設計変更も可能であった。
それだけに原型機を大きく上回る機体として再び姿を現したのである。
 地球連合に於いては,ザフトに奪われた4機のGAT-Xシリーズ機を含め,第1期GAT-Xシリーズの再評価の必要性から,これらを再生産している。

!!引用
!1/144 HG ストライクノワールガンダム インストラクション
GAT-X105E ストライクノワールは,名機X105ストライクのバリエーション機である。地球連合軍の非正規部隊ファントムペインが,部隊の専用機としてアクタイオン社改良を依頼した機体で,もともと評価の高かったストライクの基本性能はそのままに,操作性や省電力性などをさらに向上させている。最大の特徴は,前進の随所に新たに設けられたアンカーランチャーと,ノワールストライカーと呼ばれる専用ストライカーパックの搭載だ。これらの装備は,ノワールが敵MSとの近接戦闘を主目的であることを示している。ノワール(黒)の名は,VPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲とパワーエクステンダーの採用により,装甲表面が黒くカラーリングされたためである。X105Eノワールは,X105系MSが到達した完成形の姿と言えるだろう。
 特に前大戦において,大きな戦果を挙げたGAT-X105《ストライク》は,様々な技術検証のみならず,次世代機開発のためのテストベースにも用いられている。その点で言えば,アークエンジェルにおいて運用されたストライクとは装備的にも,また,機体構造的にも異なった機体であると言えるのである。

!1/100 MG ストライクノワールガンダム インストラクション
 GAT-X105Eストライクノワールは,傑作機X105ストライクのバリエーション機として,アクタイオン・インダストリー社をリーダーとする複数の企業にようて改修がほどこされた機体である。原型となったX105の基本性能はそのままに,操作性,省電力性に大きな改良が加えられ,制御用AI(人工知能)の改良とあいまうてナチュラルのパイロットにもきわめて扱いやすい機体へと成熟を遂げている。稼働時間を延伸するため,モルゲンレーテ社が開発したパワーエクステンダーを標準で装備し,PS装甲の有効域がその名称の由来となっているストライカーパックにまで拡張された。PS装甲アクティブ時の機体色が黒色ベースなのは,パワーエクステンダーの搭載による色相シフト効果を応用したものだ。105シリーズはストライカーパック兵装の換装により,あらゆる用途への適応が可能だが,ファントムペインは本機の改修にあたって,近接戦闘に特化した仕様追加を要求した。それにともない,機体各所には新たにアンカーランチャーが新設された。専用兵器として新規開発されたM8F-SB1ビームライフルショーティーはフルサイズのビームライフルをほとんどハンドガンサイズまで大幅に切り詰めたモデルとなっている。
 X105シリーズは,基本性能の高い汎用モビルスーツを中核に据え,換装式兵装ストライカーパックシステムを結合することで機体の性格を変え,時々刻々と推移する戦況に基づく運用要求に応じようとするものだ。しかし,このコンセプトの実現には,熟練したパイロットと整備クルー,それに高度なメンテナンス設備が必要であった。また,運用にあたっても,戦況分析を詳細におこなわなければ本機の特性を十分に生かすことはできない。こうした点を踏まえて開発されたのが,ノワールストライカーの原型となったAQM/E-M1統合兵装ストライカーパック(IWSP)である。IWSPは,X105ストライクと同時に実戦投入された3種類のストライカーパックをその名の通り,一つに統合しまとめたものだ。ファントムペインは,X105とIWSPの組み合わせにより,数度の実戦をおこなった。その結果,専任パイロットであるスウェン・カル・バヤンの操縦によって得られたデータから,機体の改修,ならびに新型ストライカーパック・ノワールストライカーを近接戦闘に特化した装備として開発する方針が固められたのである。特殊化とのトレードオフで失われた汎用性は,X1022ブルデュエル,X103APヴェルデバスターを組み合わせた小隊編制を取ることで補完するものとした。その結果はきわめて良好で,部隊の要求を十分に満たすものであった。3機は各地を転戦し,大きな戦果を上げたものと思われる。しかし,いわゆる「汚れ仕事」を専門とする非正規部隊の性格上,ファントムペインの作戦内容はそのほとんどが公式には存在しないものとされている。DSSD(深宇宙探査開発機構)の地球軌道トロヤステーション襲撃事件に関与していたという説もあるが,確認はなされていない。
 生産された初号機{{fn 備考のストライクEの設定変更の顛末は,スエン機を初号機として無難な扱いにしている。}}は,ストライカーパックのひとつである統合兵装ストライカーパック(I.W.S.P.)を装備した状態で運用試験が行われ,ここで得られたデータを反映させた形で建造されたAQM/E-X09S「ノワールストライカー」を装備し,通常は《ストライクノワール》として運用されることとなった。
 しかし,その本体は改修されたストライクそのものであり,ノワールストライカー以外のストライカーパックの運用も可能なのである。すなわち,「ノワールストライカーを装備している」からこそのストライクノワールの呼称であり,通常「ノワールストライカー以外を装備することを前提としていない」ためにストライクノワールという呼称が常態化してしまっているのである。

!BB戦士 ストライクノワール インストラクション
GAT-X105E ストライクノワールは,名機X105 ストライクのバリエーション機である。地球連合軍の非正規部隊ファントムペインが,部隊の専用機として,ストライクをベースに操作性や省電力性などを向上させている。近接戦闘が主目的であるノワールストライカーと呼ばれる専用ストライカーパックを背部に装備。ノワール(黒)の名は,VPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲とパワーエクステンダーの採用により,装甲表面が黒く変化した為である。

!電撃HobbyMagzine 2006/08
GAT-X105をべースにファントムペインが独自の改良を加えた機体。ベース機と同様ストライカーシステムを搭載しているが,105Eのために開発された統合兵装システムである「ノワールストライカー」を用いることが多い。エネルギー消費を押さえることが目的なのか,ベース機のような大出力ビーム兵器は搭載していない。

!電撃HobbyMagzine 06/05
地球連合軍第81独立機動軍(通称ファントムペイン)に配備されている機体。
ベース機はC.E.73ではすでに旧世代に当たるX105だが,近接戦闘を重視した機体改修による性能向上が図られている。
さらにストライカー換装システムを受け継いでおり,作戦に応じて格闘戦や中・遠距離戦にも対応できるようになっている。
なお,この機体改修はユーラシア連邦のアクタイオン社が担当した。

:■機体特徴:
各機器の省電力化により稼働時間が延長され,機体の信頼性が向上。さらにOSやインターフェイス系のブラッシュアップにより操作性もX105を上回っている。
基本武装は小型のビームガンが2挺のみで,他の武装は作戦に応じて換装される。
機体のカラーリングは新たに搭載された強化型パワーユニット「パワーエクステンダー」とVPS(可変フェイズシフト)テクノロジーによって意図的になされたもの。

:■ノワールストライカー:
X105Eと平行して開発された新型ストライカー。ノワールストライカーは,格闘用の大型ソードと長射程のレールガンを搭載しており,ビームガンとの併用で,格闘から遠距離砲撃まで,すべての距離に対応した戦闘を行うことができる。その点では,前大戦時に開発されたI.W.S.P.に近い性能を持ったモジュールだと言えるだろう。

 ストライクノワールは,I.W.S.P.の運用データを元に建造された機体ではあるが,基本的には近接戦闘を前提とした機体であり,本来のI.W.S.P.の運用思想とは異なるものである。
 このため,I.W.S.P.の主兵装のひとつであったガトリングシールドなどはオミットされており,取り回しのしやすい装備が中心となっている。
!!引用
!GUNDAM WAR 不敗の流派 SEED U-S140
ファントムペインに配備された機体。新型のノワールストライカーを装備。長射程レールガンと大型ソードによって,全ての距離での戦闘に対応できる。スウェン・カル・バヤンが搭乗。

!ガンダムコレクションNEO5
GAT-X105E ストライクノワールは,名機X105ストライクのバリエーション機である。
地球連合軍の非正規部隊ファントムペインが,部隊の専用機としてアクタイオン社に改良を依頼した機体で,もともと評価の高かったストライクの基本性能はそのままに,操作性や省電力性などをさらに向上させている。
最大の特徴は,全身の随所に新たに設けられたアンカーランチャーと,ノワールストライカーと呼ばれる専用ストライカーパックの搭載だ。
これらの装備は,ノワールが敵MSとの近接戦闘を主目的であることを示している。
ノワール(黒)の名は,VPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲とパワーエクステンダーの採用により,装甲表面が黒くカラーリングされた為である。

!GUNDAM FACT FILE-用語辞典
地球連合軍第81独立機動群ファントムペインの特殊戦MS小隊に配備された機体。アクタイオン・インダストリー社が再生産したストライクガンダムをベースに強化改修を施したカスタマイズ機である。あらゆる局面への即時対応を主眼とした万能型換装バックパックノワールストライカーを搭載し,周囲の地形や戦況に左右されない汎用性を発揮する。また搭載OSやインターフェイス系のブラッシュアップも並行して行なわれ,優れた機動性を獲得した。主な武器は接近戦に特化した大型剣と,ノワールストライカーに装備されたレールガン。さらに両腕部にアンカー付きのワイヤー(アンカーランチャー)を内蔵しており,これは無重力空間で機体を固定するだけでなく,攻撃対象の動きを封じる際にも利用される。主な搭乗者はスウェン・カル・バヤン。
----------
搭載されたパワーエクステンダーの副次効果によって,VPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲が起動すると機体色が黒系統に変化する。仏語で黒を意味する「ノワール」を機体名に冠しているのは,この特徴的な機体色のためである。

!公式サイト
地球連合軍第81独立機動群(通称ファントムペイン)に配備されている近接戦に特化したモビルスーツ。
X105ストライクをベースにした派生機で,操縦者はスウェン・カル・バヤン中尉。アクタイオン・インダストリー社によって機体の総合性能の向上措置が施されている。
!公式サイト(2)
基本的な性能はキラ・ヤマトが搭乗していたX105ストライクそのもの。ユーラシアのアクタイオン社による機体の改造によって各機器の省電力化による稼働時間の延伸,信頼性の向上,OSやインターフェイス系のブラッシュアップによる操作性の向上などが図られている。
近接戦闘に特化し,長射程のレールガンと大型のソードを装備した,この機体専用のノワールストライカーを搭載しており,遠距離/中距離/近距離と,すべての戦況にあわせた戦闘が可能である。 

主たる用途は近接戦闘だが,ファントムペインの基本戦術が集団戦であるため,基本的にはノワールが単独で作戦行動をとることはなく,長距離砲戦を得意とするヴェルデバスター,接近戦を得意とするブルデュエルとの連繋が通常である。
また,射程の長いレールガンを搭載したノワールストライカーを装備することで長距離砲戦もこなすことができる。エースクラスのパイロットを得ることができれば,きわめて万能性の高い機体となる。

!SDガンダムフルカラーカスタム03 ミニブック
ノワールストライカーやビームガンなど中長距離にも対応できる近接戦機。 

!電撃HobbyMagazine 2006/12
ストライクノワール。機体名+ストライカー名で,こう呼ばれる。装備を外した場合,「ノワール」と呼ぶのは間違っている。正式名称はストライクE。 

 ファントムペインに配備された機体。新型のノワールストライカーを装備。長射程レールガンと大型ソードによって,全ての距離での戦闘に対応できる。スウェン・カル・バヤンが搭乗。
!!備考
正式名称は,「ストライクノワール」であり,「ストライクノワールガンダム」というのは商標上の名称に過ぎない。
また,ノワールストライカー装備状態でのみストライクノワールと呼称されるのであり,通常の素体のみである場合,ストライクEが正式名称となる。
!ストライクノワールとストライクEにおける設定の変化について
 元々,アクタイオン・プロジェクトの設定は,各機体の再生の後,得られたデータを元に改修し,新たな姿になった機体という設定であったが,各種派生作品の登場によって設定が変化している。
 ストライクノワールは,こうした設定変更の影響を直接受けた機体である。
 元来I.W.S.P.を装備したストライク(の改装機)を得られた実戦データからI.W.S.P.の欠点を修正する形で再設計した新型の専用ストライカーを装備した機体こそがストライクノワールという扱いであった。つまり,基本的にはノワールストライカーを取り外すことは想定しておらず,機体名も新型ストライカーを装備した際のVPS装甲の調整によって機体色が「黒(ノワール)」になったことからの命名であった。(従って,ストライクEもノワールストライカーも1機のみという扱いだった。)

 しかし,作品展開が広がると専用ストライカーであったはずのノワールストライカーを装備する機体が複数登場し,さらにベースとなるアクタイオン社による再生ストライクも複数が登場したことから,設定そのものが変更されることとなった。
 現在では,「ストライクE」に「ノワールストライカーを装備」した状態が「ストライクノワール」であり,VPS装甲であるストライクEは,黒色の機体色に変貌するという設定となっている。
!機体名について
 ストライク系のストライカーパック装備時の機体名は,基本的に「ストライカー名+ストライク」という名称となるが,I.W.S.P.装備時は,逆になる場合がある。
 ストライクノワールについては,ストライクルージュ同様,当初は機体カラーからの命名であったものが,ストライカーパック由来のものへと設定が変化したため,I.W.S.P.同様のネーミングパターンであるということができる。(なお,他のストライカーパック装備時に,「機体の型式」+「ストライカーパックの型式」と表記されることが多いが,ノワールの場合,そうした表記は見られない。)
 また,正式名称は,「ストライクノワール」であり,「ストライクノワールガンダム」というのは商標上の名称に過ぎない。
!!関連項目
*〔GAT-X105E〕ストライクE
*[[〔GAT-X105E〕ストライクE]]
*[[MS-LEXICONのデータを参照する|MS-LEXICON:ストライクノワール]]
!!編集者
*あさぎり
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{{category MS/MA・G}}
{{category モビルスーツ・STARGAZER}}
{{category 加筆募集・MS}}
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{{lastmodified}}
!!ノート
■[[本項目に追加情報を記載する|BBS2]]
※追記できる情報(他愛のないものでかまいません)がある場合,上記リンクから記述専用ページに移動し,情報投入をお願いします。