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ランチャーストライク / ランチャーストライクガンダム
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | GAT-X105 + AQM/E-X03 |
兵器区分 | 装備換装型試作モビルスーツ |
所属 | 地球連合→三隻連合 |
パイロット | キラ・ヤマト ムウ・ラ・フラガ |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男[1] |
初出作品 | 機動戦士ガンダムSEED |
参考文献 | ガンダムSEEDオフィシャルファイル メカ編1 GUNDAM WAR Gジェネレーションアドバンス Gジェネレーションポータブル 1/60 PG ストライクガンダム インストラクション MS大全集2003 ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 17.72m |
頭頂高 | Unknown |
本体重量 | 64.8t |
全備重量 | Unknown |
重量 | 83.7t(ストライカーパック含む) |
ストライカーパック重量 | 18.9t |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
装甲 | PS装甲 |
開発メーカー | モルゲンレーテ社 |
武装
ストライクの基本装備は,本体内蔵のイーゲルシュテルンとアーマーシュナイダーのみで,残りは基本的にオプション装備である。
ここに掲載した兵装は,ストライク単体での運用も想定された物であるが,実際には各ストライカーパックとともに運用することで高い能力を発揮するものである。
75mm 対空バルカン砲(イーゲルシュテルン)
頭部ユニットに装備されたCIWS。
主に至近距離でミサイルや航空兵力を撃破するためのバルカン砲ではあるが,対歩兵用等に使用される場合もある。高性能の射撃指揮装置により目標の発見,追尾,射撃まで自動化されている。
攻撃用兵装としては威力は無いが,防御用兵装として極めて重要な位置づけにある装備である。
後に12.5mmに換装され,装弾数が増加している。
アーマーシュナイダー
ストライクの標準装備のひとつ。
元々ストライクは,その装備のほぼ全てをストライカーパックによる後付式を選択しているため,本体の装備はCIWSたるイーゲルシュテルンのみであった。この状況に危機感を持った開発陣は,急遽最低限の武装として本装備の追加を決定したという逸話がある。
アーマーシュナイダーは,高硬度金属製の折り畳みナイフで,両サイドの腰アーマーに内蔵されている。
小型のフォールディングナイフではあるが,使用時には刀身が高周波振動ブレードとして機能するため,PS装甲でもない限り,原理的に傷つけられない装甲材は存在しない。
このため,実質的に最後の切り札といった武装であり,実戦でも多数のザフト新鋭機を撃破している。
なお,このブレードの製造技術の出所に関しては詳細が不明の部分が多く,謎の技術者集団の関与も取りざたされている。
57mm高エネルギービームライフル
地球連合製のモビルスーツが先行して配備されているザフトのモビルスーツに対抗するためには,基本スペックで上回る必要があり,楯としてのPS装甲に対して,矛として装備されたのが,このビームライフルである。
ビームライフルはX100系フレームの基本武装であり,デュアルが使用するものとほぼ同じ機能を持つ。実体弾による同サイズの銃器を遙かに上回る威力を持つが,実際には,パワーの消耗が激しいため,要領に余裕があるエールストライクの状態での使用が望ましいとされている。
XM404 グランドスラム
ストライクのオプション武器として開発されていた巨大な実体刀剣で,打突,斬撃系のあらゆる戦闘に対応することを目的としており,その運用試験結果は上々だったといわれている。
ただし,同機にはすでにアーマーシュナイダーの装備が決定していたため,この武装は近接戦闘用の武装を持たないバスター用にスペックを圧縮したうえで装備することとなっていた。その矢先,バスターを含む4機のMSがザフトに強奪されてしまった。その後ヘリオポリス自体が崩壊してしまったため,実際の運用試験の結果はおろか,試作品の所在なども一切不明となってしまった。「グランドスラム」は,その後,開発計画自体が宙に浮いてしまっている。
MS用バズーカ
シールド
物理的な攻撃を相殺するPS装甲の唯一のウィークポイントであるビーム兵器を防御するための装備。表面には対ビームコーティングが施されており,ビームの直撃を受けても,その運動エネルギーや熱量を拡散吸収することが出来る。構造材自体にも特殊な共振現象を起こす固有振動数を持つ部材が数種類組み合わされており,これらの合金がミクロ単位で制御された独自のトレッドパターンを形成し,微細な振動を恒常的に繰り返すことでビームを偏向,屈折させる。一見,MSの最終装甲としても有望であるかのように思えるが,その特性上,金属疲労が激しい上にPS素材との相性も悪く,MS本体の装甲としては実用に耐え得るものではない。GAT-Xシリーズの基本装備であり,デュエルガンダムが使用しているのは同等品のカラーバリエーションである。
120mm対艦バルカン砲/2連装350mmガンランチャー・コンボユニット
ランチャーストライカーに装備される追加兵装のひとつ。
75mmイーゲルシュテルンよりも大口径の120mm対艦バルカンと,砲弾・ミサイルの共用砲身を備えた350mmガンランチャーを組み合わせた装備。
近距離の的への対応を苦手とするランチャーストライクの近接防御を目的に開発されたもので,近接防御兵器を持たないX103バスターの反省を踏まえ,信頼性の高い在来兵器のみで構成された装備である。
320mm超高インパルス砲(アグニ)
ランチャーストライカーに装備される追加兵装のひとつ。
アウトレンジ攻撃(敵側の兵器の有効射程外からの攻撃)を主要務として開発された,MS携行火器としては最強規模の大型ビーム砲。
高圧縮状態の臨界エネルギーをマイクロ秒オーダーのバーストインパルスとして生成・射出して目標を破壊する。威力に比例してパワー消費率も高いが,外部電源を接続すれば長時間にわたる高速連射も可能である。
概要
GAT-X105《ストライク》は,地球連合軍の開発した試作モビルスーツである。
C.E.71年のいわゆるヤキン・ドゥーエ戦役において,戦局の打開に大きな役割を果たした三隻同盟の一角,強襲機動特装艦アークエンジェルに搭載された汎用型のモビルスーツである。
この機体の特徴は,基本フレームとなる本体に対して,様々な後付装備を装着することで,運用思想を含めた基本性能が大きく変化する点にある。
すなわち,(装備によるが)単機で遠距離砲撃戦から近接格闘戦まで対応できるマルチロール機として位置づけられているのである。
初期に誕生した試作機は1機のみであるが,同機は改装を加えられながらヤキン・ドゥーエ戦役を戦い抜き,最終決戦となった第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてアークエンジェル級2番艦ドミニオンの特装砲によって消失している。
しかし,オーブ連合首長国によるコピー機や,その後のアクタイオン・プロジェクトによる再生産機といったいわば複製機が多数建造されており,さらに本機の基本コンセプトは,連合の量産型モビルスーツのみならず,後のメサイア戦役においてはザフトの量産型モビルスーツに至るまで影響を与えており,歴史上,重要な位置づけとなった機体である。
ランチャーストライク
ストライクは,背部ストライカープラグ(及び一部は肩部ハードポイント)にストライカーパックを装着することで,全く運用目的の異なるモビルスーツへと変貌する。
AQM/E-X03 ランチャーストライカー(パック)は,極めて初期に完成したストライカーパックのひとつで,遠距離砲撃戦に特化した装備である。とはいえ,同様の装備であるGAT-X103《バスター》で問題視された近接戦闘能力の低さをカバーする装備も追加されたことで,装備状況によっては,中距離から遠距離まで柔軟に対応できるものとなった。
主兵装である「アグニ」は,モビルスーツ用の砲としては極めて強力な装備で,直撃させれば艦艇をも轟沈せしめることが可能である。だが,その一方で消費エネルギーは甚大で,アグニを連射しただけで,バッテリー容量のほとんどを使い果たしてしまうほどであった。
区分上は,GAT-X105+AQM/E-X03《ランチャーストライク》と機体型式+ストライカー型式で表され,機体名もストライカーパックの略称を機体名に付与する形で呼称される。(これは,後の量産機でもほぼ同様である。)
引用
ボンボン2003/07 綴込付録 機動戦士ガンダムSEED ジオラマストーリー Special Book
遠距離砲撃戦用のタイプ。一撃でコロニーの外壁をも破壊できる超高インパルス砲を装備している。
備考
関連項目
編集者
[MS/MA・G]
[モビルスーツ・SEED]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年03月20日 02時40分35秒
ノート
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脚注