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ブルデュエル
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | GAT-X1022 |
兵器区分 | 地球連合軍特務部隊用モビルスーツ |
所属 | 地球連合軍 |
パイロット | ミューディー・ホルクロフト |
製作データ | |
デザイナー | ビークラフト(詳細不明) |
初出作品 | 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER- |
参考文献 | GUNDAM WAR ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 16.89m(アンテナまで) |
頭頂高 | Unknown |
本体重量 | Unknown |
全備重量 | 84.24t |
重量 | 84.24t |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
フォルテストラ
火力強化装甲「フォルテストラ」には、新たな近接戦闘兵器の追加だけでなく、それらを効果的に運用する為の機動力を生む大型スラスターも装備されている。
武装
M2M5トーデスシュレッケン12.5ミリ自動近接防御火器
頭部の左右両側面に装備されている。
ドイツ語で「死の恐怖」の意味を持つこの機関砲は、前世代のイーゲルシュテルンシステムから大幅に口径がネックダウンされ、威力よりも対人・対軽車両火器として携行弾教を重視する姿勢がより明確になっている。
Mk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
肩部ランチャー内に3基装備されている。
これは対MS戦闘のため考案された兵器で、アーマーシュナイダーのように格闘戦コンバットナイフとして使用できるほか、内装したRAT(ロケット補助推進)システムの推力により飛翔し、離れた敵機の通常装甲を貫徹することが可能である。
M443スコルピオン機動レールガン
ブルデュエルの右肩にマウントされたシールドの内側に装備されている。
レールガン自身はさらに自由度の高いユニバーサルマウントに懸架されており、機体の姿勢とは独立して射界を確保し、発砲することが可能である。
M7G2リトラクタブルビームガン
M7G2リトラクタブルビームガンはブルデュエル専用に新規開発された兵器である。
両腕に内装されたビームガンは、通常はキャニスター内部に収納されており、戦闘時に展開・起立する。全長の短いビームガンは近接戦闘時の取り回しにすぐれており、高い速射性能と合わせて乱戦において多数の敵を一気に制圧することが可能である。
ES05Aビームサーベル
両脚部の側面には計2基のES05Aビームサーベルが装備されている。
ES05Aは,ES01シリーズと並ぶベストセラーモデルES04Bをファントムペインが独自に改修したもの。単独戦闘が多いファントムペインの活動に合わせて,信頼性と耐久性を大幅に向上させている。
概要
GAT-X1022《ブルデュエル》は,地球連合軍特務部隊「ファントムペイン」が運用したモビルスーツである。
この機体は,アクタイオン社によって実施された初期GAT-Xシリーズの改良プロジェクトであるアクタイオン・プロジェクトによる機体で,GAT-X102《デュエル》をベースに開発された派生機である。
デュエルは,元々地球連合軍のモビルスーツのリファレンス的な機体であり,実際に各種モビルスーツの雛形として位置づけられる機体であった。このため,その標準仕様はあくまでもプレーンなモビルスーツそのものであり,突出した特徴を持たない機体であったということもできる機体だったのである。
このため,全ての機体のリファレンスであるという基本性能の高さの割に,評価そのものは芳しくなく,前線での中・近距離戦闘における一般兵士向けの(あえて辛辣に言えば)使い捨てに等しい機体であると考えられたのである。
実際,戦時量産として緊急生産されたGAT-01《ストライクダガー》は,その標準仕様はほとんどデュエルそのものであり,OSを初めとした連合製モビルスーツの持つ欠点を集団戦でクリアすると言ったコンセプトで開発が進められており,この機体はまさに「デュエルダガー」と名付けられてもおかしくないところを,鹵獲された機体の名称を使用することの縁起の悪さから,連合に唯一残されたGAT-X105《ストライク》の名を冠されたといういきさつがあるほどなのである。(なお,後述するが,後にGAT-01D1《デュエルダガー》というデュエルの名を冠した機体がロールアウトしているが,この機体は,全く異なった意図から命名されている。)
ところが,デュエルの評価は皮肉にも鹵獲されザフトによって運用されたことで,まさに180度変わることとなる。
いわゆるヤキン・ドゥーエ戦役において,鹵獲されザフトの戦力として運用されたデュエルは,コーディネイターによるOSの最適化とザフト独自の改良によって極めて大きな戦果を挙げることとなったのである。(無論,これにはパイロットの技量という要素も絡んでいるが,それ以上に,機体の基本スペックを連合側技術陣が,事実上ないがしろにしていたことを痛感させられたのである。)
連合ではストライクダガーの本格的な量産仕様であるGAT-01A1《ダガー》の生産配備開始に合わせ,各種派生機の開発を開始。その中で,ザフトに鹵獲されたデュエルのスペックの検証用を兼ねたGAT-01D《ロングダガー》をロールアウトさせている。
ロングダガーは,ソキウスと呼ばれる戦闘用コーディネイター向けの機体として開発されたが,最大の特徴はザフトによって運用されたデュエルの機体スペックを「連合なりの技術で再現」したことにある。
すなわち,連合製のアサルトシュラウドとも言うべき「フォルテストラ」が開発,装備されたのである。
各種評価,実戦投入の後,ロングダガーは高い戦果と評価を得て,ナチュラル用にOSを改良した機体が投入されている。これこそが,「デュエルダガー」なのである。
ロングダガー,デュエルダガーは,ストライカーパックシステムを運用しないため,ダガー系としては異質の発展を行った系譜とも言えるが,その戦果は高いものがあり,結果としてベース機であるデュエルの再評価に繋がったのである。
さらに,ヤキン・ドゥーエ戦役の後,ザフトよりデュエルが返却されると,連合技術陣は徹底した解析を行い,アクタイオン・インダストリィによる再生産計画のひとつとしてデュエルの再設計機のプランを進めることとしたのである。
ブルデュエルは,再設計におけるコンセプトとして,やはりアサルトシュラウド(フォルテストラ)を運用することを前提としたプランが立てられている。
ザフトが施したアサルトシュラウドは,デュエルに高い攻撃力を付与したものの,多大な重量増加をもたらした。ザフトにはグゥルと呼ばれるモビルスーツのサポート装備が存在するため,地球上での運用での障害は少ないものとなったが,連合にはそうした装備は存在しないため,運用上の問題点も想定されることとなった。また,アサルトシュラウドが増加装甲としての機能を有していると言っても,デュエル本体を構成するPS装甲と比較すると,その防御性能は落ちるものであったこともあり,ブルデュエルでは,このアサルトシュラウド(フォルテストラ)の改良が大きなポイントのひとつとなっていた。
だが,開発陣は,フォルテストラの増加装甲としての役割を棄てるという逆転の発想によってこれらの問題点の解消を図ったのである。
具体的には,フォルテストラそのものをブルデュエルの装甲として固定装備化し,さらにデュエル同様にPS装甲で構成することで,機体そのものの防御力を飛躍的に高めたのである。
また,構造の見直しも行われ,アサルトシュラウド装備のデュエルが100トンを超える自重となったのに対して,実に2割近くの軽量化に成功したのである。
この他に,スラスターの大型化,武装の追加により近接戦闘に特化したモビルスーツとして生まれ変わったデュエルは,新たにブルデュエルの制式名を与えらたのである。
引用
GUNDAMWAR 戦慄の兵威 SEED U-S158
ファントムペインがデュエルをベースに改良を加えた強化改修機。フォルテストラを固定武装化し,防御力が大幅に上昇している。専任パイロットは,ミューディー・ホルクロフト少尉。
備考
関連項目
編集者
最終更新時間:2015年11月21日 16時21分08秒
ノート
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脚注