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コア・ファイター
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | FF-X7 |
兵器区分 | 小型戦闘機 |
所属 | 地球連邦軍 |
パイロット | アムロ・レイ リュウ・ホセイ セイラ・マス カイ・シデン ハヤト・コバヤシ 他 |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | 機動戦士ガンダム |
参考文献 | GUNDAM WAR MS大全集 1/100 MG ガンダムインストラクション Gジェネレーションポータブル ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | 3.2m |
全高 | 3.39m[1] |
頭頂高 | - |
全長 | 8.6m[2] |
全長 | 8.10m[3] |
全幅 | 6.8m |
全幅 | 6.13m[4] |
本体重量 | Unknown |
全備重量 | 8.90t[5] |
重量 | 8.9t |
自重 | 8.9t[6] |
ジェネレータ出力 | Unknown |
出力 | 1万2千馬力[7] |
スラスタ推力 | Unknown |
出力 | 12000hp(馬力) |
速度 | マッハ4.8(大気圏内) |
最高時速 | (大気圏内)マッハ4.8[8] |
大気圏内最大速度 | M4.8[9] |
装甲材質 | ルナチタニウム |
装甲材質 | 超硬化合金ルナ・チタニウム[10] |
フレーム鋼材 | ルナチタニウム[11] |
乗員 | 1名 |
黒歴史コード | 01-5432811 |
AE-VB-N8500C
ボディモジュールのナンバー。
RB-2268B
メインとなる熱核ジェット/ロケットエンジン。
NC3D
核融合ジェネレータ。
武装
25mm機関砲 x4
機首ぶに設置されている機関砲[12]。
空対空ミサイル AIM-79 x8
胴体内装式。
AIM-77D 空対空ミサイル
概要
FF-X7《コア・ファイター》は,一年戦争当時,地球連邦軍が開発・配備した小型戦闘機である。とはいうものの,厳密に言えば戦闘機として実戦配備された機体は,事実上皆無に近く,この機体の真価は,別の要素で発揮されているのである。(なお,本機に追加ブースターを装着した,いわゆる「コア・ブースター」タイプは,実戦配備された機体が一定数存在していたことが確認されている。)
コア・ファイターは,その名が示すように「コア」としての意味合いを強く持たされた機体である。すなわち,地球連邦軍が開発を進めていたRXモビルスーツのコアとしての機体だったのである。
開発経緯
一年戦争中盤に於いて,地球連邦軍の難局を覆した傑作モビルスーツが,RX-78-2《ガンダム》である。この機体は,試作機として様々な特徴を備えていた。その最たるものが,「コア・ブロック・システム」である。これは,核融合ジェネレーターと機体操縦系統をブロック化し,"コア・ブロック"と称したものであり,機体が戦闘により撃破される状況に於いても,記録された貴重な実戦データとパイロットを回収可能とした,いわゆる脱出カプセルなのである。
さらに特筆すべきは,このコア・ブロックには可変機構が組み込まれており,ブロックそのものが小型戦闘機へと姿を変えることができる。これこそが「コア・ファイター」なのである。
この一見すると無意味にも見える可変機構が搭載されたのには,当時の連邦軍が抱えていた様々な事情があった。
そもそも地球連邦軍がモビルスーツの開発に本腰を入れざるを得なくなったのは,一年戦争序盤におけるジオン公国軍のモビルスーツによる惨敗がきっかけであった。
このため,地球連邦軍のモビルスーツ開発は,公国軍より鹵獲した少数のMS-06/MS-05《ザク》と亡命してきた技術陣,これに加え,開戦前よりモビルスーツの重要性を説いていた技術陣といったいわば寄せ集めの情報と技術でスタートしたものである。
こうした事情と,急激にモビルスーツを進化させるためには,ある程度の実戦を経験させる必要性が認められたことから,情報収集のために実戦を経験させる部隊がいくつか編成されている。
そして,これら部隊の編成以前に初期段階として開発された機体(すなわち,俗に言う「RXモビルスーツ」)は,パイロットと貴重なデータを持ち帰ることを最優先に設計が行われていた。
この,コアとなるユニットこそ「コア・ファイター」なのである。
コア・ファイターの変形システムプランそのものは,宇宙空間用戦闘機のFF-S3《セイバーフィッシュ》,高々度格闘戦用戦闘機のFF-6《TlNコッド》などを開発したハービック社の提案によって決定した。
このプランは,STOL方式の艦載機の離着陸のノウハウからヒントを得たもので,MSへの換装は,あくまでも運用の拠点となる母艦の艦内において行い,空間での換装には,姿勢制御に各種スラスターを使用するというものだった。
母体には,設計上ユニット化が行いやすかったことと,その機体サイズが目的に合致したこともあり,TINコッドが用いられている。このため,これら2機は兄弟機のような外観をしているのである。
特徴
コア・ファイターは,コア・チェンジによりコア・ブロックが戦闘さえも可能な航空宇宙機へと変形する。これは,先述したとおり,パイロット及び貴重なデータを持ち帰るためであったが,それ故にコア・ファイターそのものが,極めて常軌を逸したスペックを内包しているともいえるものとなった。
すなわち,全長8.1m程度の小型機にそぐわぬジェネレーターを包含し,さらに強固な装甲を持ち,そして,高い推力を持つ,という航空機として不足するは,火力のみといっても過言ではない機体となったのである。(故に,やむなくコア・ファイター単体で配備が行われた部隊も,強行偵察などの任務には用いていたようである。)
運用
実戦に最初に投入された機体は,強襲揚陸艦ホワイトベースへの搭載機である。
サイド7でのRXモビルスーツ受領を目的として運用されていたホワイトベースには,予備機を含め複数のコア・ファイターが搭載されていたとされる。
この中で,最も有名な機体が002のコードを持つ,アムロ・レイ曹長(後に少尉)機であろう。この機体は,RX-78-2《ガンダム》のコア・ブロックとして運用され,後にア・バオア・クー攻防戦においてレイ少尉を無事に脱出させるという重要な役目を果たす機体となった。
一説によると,ホワイトベースには最低9機のコア・ファイターが配備される予定だったとされている。しかし,実際には,各RXモビルスーツに装着されていた3機(と予備機)が運用されたに過ぎず,内1機はジャブローへの移動途中で失われているため,ジャブローで複数機が追加配備されている。(なお,この際に追加配備された機体の運用方法については,諸説存在しており,ブースタータイプで運用したという説とGパーツのオプションとして運用したという説が有力なものとなっている。)
コア・ファイターは,一年戦争末期,地球連邦軍の大反攻作戦が開始される時期になると,その有り余るスペックを利用して様々な用途に用いられるようになっていく。
この時期の特徴的な運用法が先述したブースタータイプと呼ばれるFF-X7Bst《コア・ブースター》のように,増加兵装を装備したユニットを装着する形で,インターセプタータイプ,サポートタイプなど様々な用途に用いられている。
引用
カードビルダー0079 ME-0015 "FF-X7 コア・ファイター"
RX-78ガンダムなどRXシリーズのコクピット兼脱出装置であるコア・ブロック・システムの要となる多目的戦闘機。MSの胴体に収納できるように変形してコア・ブロックとなる。戦闘機としても非常に優秀で,大気圏内外を問わず運用が可能である。
備考
関連項目
編集者
[MS/MA・F]
[モビルスーツ・1st]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年07月02日 20時42分19秒
ノート
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脚注