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G・キャノンマグナ(マシンキャノンユニット装着タイプ)
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | F71B |
兵器区分 | 砲撃戦用試作モビルスーツ |
所属 | アナハイム・エレクトロニクス |
パイロット | カール・シュビッツ |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | 機動戦士ガンダム0123〜シルエットフォーミュラ91 |
参考文献 | 1/100 Gキャノンマグナ インストラクション ほか |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | Unknown |
頭頂高 | 14.3m |
本体重量 | 8.8t |
全備重量 | 22.4t |
ジェネレータ出力 | 3580kw |
スラスタ推力 | 28680kg x1,22270kg x1,16790kg x2,5100kg x1 |
スラスタ総推力 | 56060kg[1] |
アポジモーター数 | 58 |
装甲材質 | ガンダリウム合金セラミック複合材 |
黒歴史コード | 05-8160975 |
武装
ビームサーベル
マシンキャノン
ビームガン
ビームライフル
概要
F71《G・キャノン》は,U.C.0100年代に連邦軍で推し進められたモビルスーツの小型化計画によって誕生した機体である。開発そのものは,型式が示すとおり,サナリィによって行われているが,実際に生産したのはアナハイム・エレクトロニクスであり,一定の評価を受けたものの,諸々の理由から後継機に恵まれない機体となった。
機体そのものの開発年度も実は明らかとなっておらず,U.C.0120年前後としか判っていない。(U.C.0117年とする説もあるが,時期的に非常に厳しいものがある。)
開発におけるコンセプトは単純で,かつて地球連邦軍が一年戦争当時運用したRX-77系の復活というものである。とはいえ,実際には,支援用モビルスーツそのものの必要性が疑問視されていたのが,U.C.0080年代〜0090年代の流れであり,これはU.C.0100年代においても大きな変化はなかった。
それでもこの機体がプランニングされたのは,やはりF90という機体の存在が大きい。
本機の開発ベースとなった機体は,F70《キャノンガンダム》であるが,その実験機といえるのがF90S《ガンダムF90サポートタイプ》である。この機体は,中〜長距離からの支援任務とともにその火力によって面制圧を可能とするというものであった。このベース機の高い能力が買われた部分が多分にあったのである。
だが,サナリィにはモビルスーツを本格量産するための設備がなく,これをアナハイム・エレクトロニクスが請け負ったことから風向きが変わっている。
アナハイムは,連邦軍の求めた性能値(コスト面含む)に合致する機体として再設計を行い,大幅な設計変更を行ったのである。
この結果,サナリィがアナハイムに対して納入したF70とアナハイムが量産したF71とは大きな隔たりがあり,量産初号機を見たサナリィのスタッフは「これは我々が設計した機体ではない」と憤慨したといわれている。
しかしながら,これには理由がある。
サナリィが示したF70は,いわばガンダムタイプを量産しようとしたコンセプト機に過ぎず,中〜長距離支援機として高性能であるだけではなく,対モビルスーツ戦にも耐えられる高性能機であった。しかし,すでに連邦に対して対抗できうる大きな組織は無いと考えられていたため,アナハイムへの連邦からの要請がコスト重視の機体となったことに加え,「対テロ用」のモビルスーツとしての完成が求められていたことから,アナハイムは,RGM-109《ヘビーガン》と部品の共用などでコストを落とし,肩部を4連マシンキャノンに変更するなどの設計変更を行ったのである。
結論から言えば,量産型モビルスーツとしては,アナハイムの行った設計変更は妥当なものであり,ヘビーガンとの混成部隊を編成する上でも妥当なものであった。
また,結果として,ヘビーガンとの部品共用によるメンテナンスの容易さ,マシンキャノンがモビルスーツ同士による脱着が可能で,支援モビルスーツから近距離格闘戦モビルスーツとしての運用が可能である等といった利点も挙げられることとなったのである。
本機,F71B《G・キャノンマグナ》は,アナハイム・エレクトロニクスが開発したF71の改良機である。この機体は,アナハイムが極秘裏に勧めていたSFP(シルエット・フォーミュラ・プロジェクト)によって開発されたもので,アナハイムが入手したサナリィのF計画における各種データが反映されたものとなっている。
この機体は,F71の機体性能を極限まで高めたもので,サナリィが開発中と当時話題になっていたF91を模した機能を盛り込んでいる。(ただし,SFPにおける完成体はRXF-91まで待たねばならないが。)
主な改良点は,胴体部(上半身)および背部にそのほとんどが集中しており,基本的に四肢についてはほぼ原型機のままである。また,機体はユニットビルド方式と呼ばれる機構を取り込んでおり,時期によってその形状に違いがある。
例えば,当初はG・キャノン同様のマシンキャノンを装着した仕様であったが,ゼブラ・ゾーンにおけるRXF-91の評価試験時には,現在見られるような仕様に変更されていた。他にも,肩部アーマーパーツの違い(ビームキャノンとの干渉部に高衝撃吸収パッドが装着されたもの)や,G・キャノン用オプションを装着した形態などが存在したと言われている。
引用
備考
G・キャノンと同型のマシンキャノンを装着したタイプ。
胴体部と背部バックパックがG・キャノンのものに差し替えられている。
実際には,プラモデルのキット構成の関係で余剰パーツとなっているパーツを利用したもの。インストラクションには,「マシンキャノンユニット装着タイプ」として組立説明が行われており,正確には画稿こそ存在していないが,バリエーション機として掲載されている。
こうしたキットのパーツ替えによるバリエーションは,MSVなどでも見られる。
関連項目
編集者
[MS/MA・F]
[モビルスーツ・シルエットフォーミュラ]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年06月03日 21時23分47秒
ノート
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脚注