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〔F70〕キャノンガンダム

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キャノン・ガンダム / プロトタイプGキャノン

  • [MS]

 データ

機体データ
型式番号F70
兵器区分F91-S量産原型機
所属サナリィ
パイロット不明
製作データ
デザイナー大河原邦男
初出作品MSジャーナル(F-91-MSV)
参考文献B-CLUB 070

 スペック

項目内容
全高Unknown
頭頂高14.8m
本体重量8.2t
全備重量22.5t
ジェネレータ出力3850kW
スラスタ推力2860kg x2,2550kg x4,3840kg x3
アポジモーター数48
装甲材質ガンダリウム合金/セラミック複合材

 武装

3連マシンキャノン x2

ダブルビームガン x2

バルカン砲 x2

ビームサーベル x2

 ヘビーガンと共用

ビームライフル x1

 ヘビーガンと共用

 概要

 サナリィが開発した試作型モビルスーツ。
 連邦軍がU.C.0120年代に量産配備したF71 Gキャノンの実質的なプロトタイプである。
 その存在自体がAA(ダブルエー)ランク機密とされ,その存在はほとんど公にはなっていなかったが,U.C.0122年のF71の本格配備に伴い,一部情報ランクが下げられ公開されたものである。

 F70は,サナリィが地球連邦軍に対して提示した中距離支援型MSの量産モデルで,サナリィの提示するFシリーズの中距離支援型MSシリーズであるF7シリーズの初号機として建造された。実際の建造に際して,データ収集元となったのは,F90のSタイプ(サポートタイプ)オプションで,F90がSタイプオプションを装着した状態をそのまま単一のMSとして再設計した機体ということができる。
 完成した機体は,F90Sの量産機という位置づけに留まらず,既にロールアウトしていたF91のデータのフィードバックなども行われており,性能的には原型機の維持に成功しただけでは無く,部分的には原型機の性能すら上回るという極めて高性能な機体となっていた。このため,原型機のまま量産されていれば,高性能な中距離支援機が完成するはずであった。

 しかし,実際に量産機として誕生したF71は,F70を開発したサナリィのスタッフを大きく失望させたと言われている。
 この結果を招いた原因は大きく二つある。
 ひとつは,F70という機体が高コストすぎた点である。もちろん,原型機であるF90+Sオプションという組みあわせは,実験機であるが故に,極めて膨大なものであったため,F70の再設計にあたり大幅なコストダウンを実現している。
 しかし,サナリィというMSの実験機関が開発した機体は,いくらコストダウンを図ったとは言え,あくまでも「実験機」レベルのコストダウンでしか無く,大量生産を前提としたものではなかったといえるのである。もちろん,当初高コストの部材が,大量生産を続けることで量産効果と,歩留まりの安定から低価格化することもあるが,既に大規模な戦乱の久しい地球圏で,対人鎮圧(意外と思われるだろうが,F71はデモなどの対人鎮圧を主目的のひとつとしている)を中心とする機体に,対MS戦を圧倒するような高性能は必要とされていなかったのである。こうした,目的を見誤ったかのような機体設計も,サナリィがMSの実験に主をおいていたことが原因である。

 また,もう一つの理由もサナリィがMS実験機関であったことに由来するものである。そもそもサナリィはMSを量産するための施設を有していなかったのである。つまり,サナリィという組織そのものが,カスタムメイドのMSの開発施設でしか無く,量産を行うには適していないのである。
 この結果F70の量産は,大規模なMS生産設備を有するアナハイム・エレクトロニクス(以下,A.E.)に委託されることとなった。(なお,製造依頼は連邦軍の半ば命令で行われたとされている。)

 A.E.では,F70の量産化にあたり,「コストダウン」と「部品の規格化」を前提とした再設計を実施した。前者は,A.E.とサナリィのコスト体質の違いが如実に表れたもので,連邦軍のMS開発におけるスタンスを実現するには,F70では高コスト過ぎたためであり,後者はサナリィの想定した機能や機構を全て実現するには,(斬新すぎて)歩留まりが悪いものや,複数の装備を前線で運用する際に補給や整備性の面でどうしても問題が大きすぎたためである。
 再設計されたF71は,基本的な設計や機能はF70を踏襲するものであったが,数多くの新機軸は削除され,ベーシックな支援機(ただし,マシンキャノンを排除すれば白兵戦にも対応可能)となっていた。
 また,汎用部材の多くを既に量産配備されていたRGM-109ヘビーガンと共用としたことで,劇的なコストダウンとなり,且つ,ヘビーガンとの共食い整備も可能となったことで,前線での運用効率も高めることができた。

 F71を見たサナリィスタッフの失望と以後のA.E.との確執は,確かに一理あるのだが,「軍用の量産型MS」として考えるに,A.E.の設計陣の持つノウハウは,サナリィのそれを上回っており,間違った選択ではなかっただろう。

 なお,結果的に本機がアナハイムエレクトロニクスに渡ったためにサナリィの技術が流出し,SFP(シルエットフォーミュラプロジェクト)がスタートすることとなっている。

 引用

B-CLUB 070

 今期に配備が開始された次期支援型MS,F71 G・キャノンの量産試作機,それがこのF70 キャノン・ガンダムである。
 (中略)性能面では部分的にF90を凌ぐ部分も存在する。また,現在最終調整中とされる新鋭実験機F91からのフィードバックも行われている。背部の大型スラスターなどがそうである。また対弾性を考慮し,操縦席が胸部にあるのもF91と同型式だという。
 肩部キャノンは,非常時には強制排除できるほか,各種オプションアーマーメント用ハードポイントも充実している。極めてフレキシビリティの高い機体であると言えよう。

 備考


 関連項目


 編集者


[MS/MA・F]
[モビルスーツ・F90]


最終更新時間:2014年08月07日 09時46分53秒

 ノート

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脚注