- お願い
■検索等で初めて来訪した方は，注意書き等を必ずご覧になってください。
■Wiki項目への直接リンクは避けるようお願いします。→＜必読＞ 頻繁に項目変更が行われる関係上，直リンクはエラーのもととなります。
■あまりにマナーの悪い人がいましたので，一部項目にアクセス禁止処理を行いました。
■極めて短時間で集中的アクセスを行ってるIPについては，終息の目処が立たなかったためアクセス禁止処理を施しました。解除申請は本家掲示板にて。
量産型キュベレイ
- [MS]
データ
| 機体データ | |
|---|---|
| 型式番号 | AMX-004G / AMX-017 |
| 兵器区分 | ニュータイプ対応モビルスーツ |
| 所属 | ネオ・ジオン軍（グレミー軍） |
| パイロット | ニュータイプ部隊兵士 |
| 製作データ | |
| デザイナー | 明貴美加 |
| 初出作品 | 機動戦士ガンダムZZ |
| 参考文献 | MS大全集2003 GUNDAM WAR FRIDAY DYNAMITE オレたちのガンプラ伝説 Gジェネレーションポータブル ほか |
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全高 | 18.9m |
| 頭頂高 | 18.4m |
| 本体重量 | 35.2t |
| 全備重量 | 62.1[1] |
| ジェネレータ出力 | 1820kw |
| スラスタ推力 | 30800kg x2 |
| スラスタ総推力 | 61600Kg |
| センサ有効半径 | 10900m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 黒歴史コード | 05-5358434 |
武装
キュベレイは，その機体コンセプトが示すとおり，旧ジオン公国軍が開発，設計したニュータイプ専用モビルアーマー，MAN-08《エルメス》を発展させた装備を備えている。
エルメスが装備する攻撃端末ビットは，いわゆる電子戦を無効化するミノフスキー粒子が散布された空間において有効な遠隔誘導兵器としてその威力を発揮したが，ファンネルは，その小型版とも言える兵器である。
ファンネル（1.3MW）
キュベレイを象徴するといっても過言ではない兵装が，このファンネルである。
MAN-08《エルメス》に搭載されていた，遠隔操作端末である「ビット」を発展させたもので，12基の端末が背部スカート部に用意されたファンネルコンテナに設置されている。
実は，原型機より機能強化された部分のひとつで，ファンネルコンテナに収納可能なファンネルは大幅に増加しており，30基もの数が収納されている。
ビーム・ガン/ビーム・サーベル
両手首（袖部）に設置された兵装。
ファンネルを主兵装としているキュベレイにとって事実上唯一の自衛用兵装が，このビーム・ガンとなる。手首ユニット基部（袖部）に設置されており，前腕を向けた方向へと射撃することができる。
ユニットは独立稼働も可能で，引き抜くとビーム・サーベルとして使用可能である。
アクティブキャノン
元々キュベレイは，その攻撃力のほとんどをファンネルに頼った設計であったため，本体の攻撃力に乏しいことが指摘されていた。
このため，装備された2門の可動式ビームキャノン。
概要
AMX-004G《量産型キュベレイ》は，U.C.0088年の第1次ネオ・ジオン戦争時に，ネオ・ジオン軍が投入したニュータイプ専用モビルスーツである。
本機は，ネオ・ジオン軍総帥ハマーン・カーンの専用機であるAMX-004《キュベレイ》の量産型として開発された機体であるが，実際の運用はハマーンに敵対したグレミー・トトによって行われている。
キュベレイの開発コンセプト
一般的にキュベレイはその開発コードである「L-MES2」から「MAN-08《エルメス》のモビルスーツ版」と評される。同様な評価を行う資料は多いが，厳密に言えばキュベレイは，「エルメスのコンセプトをモビルスーツに持ち込んだ機体」といった方が妥当である。
もちろん「エルメスの発展型」という評価が誤りなのではなく，これも「キュベレイ開発におけるコンセプトのひとつ」である，ということなのだ。
ネオ・ジオン軍は，元々が小惑星基地アクシズに駐屯する部隊をベースとした組織であるため，その国力や兵力は旧ジオン公国軍にも及ぶものではなかった。しかしながら，開発技術力は極めて高いものがあったことから，一年戦争末期における公国軍の開発コンセプトの「一騎当千型」の機体にかかる比重は極めて大きなものとなっていた。
加えて，大規模生産を可能とする工業力に乏しいこともあり，さらに，元々高いパイロット特性を持つ人材やニュータイプパイロットがアクシズに在籍していたため，彼らの能力を活かすための機体を開発する方向性へ至ったのは，ある意味，自然な流れであったとも言えるだろう。（こうしたことから，アクシズでは騎士専用モビルスーツというカテゴライズもあり，従来のモビルスーツのカスタムアップ機も多く存在する[2]。）
キュベレイは，まさにこうした状況が生み出した機体であるということができる。
逆に言えば，ハマーン・カーンという高いニュータイプ能力を持つ専任パイロットが存在したことで，キュベレイという機体が成立しているのである。
この点で言えば，キュベレイという機体は，「ニュータイプのためのモビルスーツ」であり，「エルメスの発展型」であり，「指揮官用カスタム機」でもある，ということができる。すなわち，根源的にいえばキュベレイの開発コンセプトは「ハマーン・カーンの専用機としてのモビルスーツ」ということができるのである。
量産型キュベレイの開発経緯
量産型キュベレイは，ハマーン・カーン専用機として開発されたキュベレイを量産機として再設計した機体である。機体そのものの設計においては，ほぼ原型機と同様であるが，細かい部分で改良が行われており，全体的に性能そのものは底上げされている。
元々アクシズ（ネオ・ジオン）陣営の人材不足は深刻であり，戦術上，強力なモビルスーツによる戦場の支配力に頼る部分は大きかった。このため，特定のパイロットに依存する「専用機」が開発されやすい土壌にあったともいうことができる。
その中でもハマーン・カーン自身が運用するキュベレイは突出した性能を誇る機体であり，この機体を量産するという発想は至極まっとうなものであるが，そもそもキュベレイ自体，パイロットを選ぶ機体であり，ハマーンと同等，あるいはこれに準ずる能力を持つパイロットが確保できるのか，という問題もはらんでいた。
このため，キュベレイの量産そのものに関しては，積極的に推進されていたわけではなく，あくまでも少数のパイロットに向けた追加建造機によるデータ収集が行われていた状況でしかなかったのである。
そもそもサイコマシン（サイコミュを搭載したマシン）の運用（特に遠隔操作を行うビットやファンネルの操作）においては，パイロットのニュータイプ能力に依存する部分も多く，地球連邦軍が研究を重ねていた強化人間においてもこれをコントロールするだけの能力を持った人材は限られていた。
これはアクシズ陣営においても同じであり，いわゆるオールドタイプを強化人間として強化しても必ずしもサイコマシンを操作できるとは限らなかったのである。（おそらくは，その強化人間が元々ニュータイプとしての素養を持っていた場合，サイコマシンが操作できる，ということなのであろう。）
こうした理由から，ネオ・ジオン軍で運用されていたニュータイプ専用機は意外にも数が少なく，どちらかと言えば「突出した高機能機」の方に重きが置かれていたのである。
しかし，この問題に対してグレミー・トトが用いた策は，ある種単純なものであった。
すなわち，「適応できるパイロットが居なければ作り出せばいい」というものだ。
一説には，ギレン・ザビのクローン（あるいは体外受精による庶子）とも言われるグレミーは，ザビ家再興を標榜し，ハマーンに対して反乱を起こすが，この際に投入された主力部隊が，彼と同様にクローン培養されたニュータイプパイロットによる部隊だったのである。
このニュータイプ部隊に与えられたのが，本機量産型キュベレイなのである。
量産型キュベレイは，量産化のためのテストベッドとしての意味合いを持たされ，様々なデータ収集を行ったキュベレイMk-�兇離侫�ードバックが行われており，さらにキュベレイで指摘されていながらも，ハマーンというパイロット故に問題視されていなかった部分にまで手を加えられた，完成度の高い機体となっている。
量産型キュベレイの運用
量産型キュベレイは，グレミー・トトに擁されたニュータイプパイロット部隊によって運用され，グレミーによる反乱に際して主力部隊として投入されている。
しかし，本格的に戦場で活動したのは，皮肉にもグレミーの死後であり，その際に強化されたキャラ・スーンのAMX-015《ゲーマルク》を中心としたモビルスーツ部隊との戦闘によって，全機が撃破されている。（なお，一説には損傷後の離脱に成功した機体もあったという。）
引用
GUNDAM WAR 新しき翼 ネオジオン U-46
ネオジオン軍のニュータイプ専用量産型モビルスーツ。グレミー・トトの死後，出撃し た本機の部隊は，ハマーンの直衛，キャラ・スーンの部隊と衝突し，相打ちとなった。
備考
型式番号について
キュベレイに関しては，媒体によって様々な型式番号が確認される。放映当時の基本設定としては，AMX-004とMMS-03の2種が正式なものであるが，本来は前者がアクシズ側の型式番号，後者が地球連邦側の型式番号という扱いであった。
しかしながら，劇中で設定されたジュピトリス系モビルスーツの「PMX」の存在もあり，「AMX」を連邦軍ナンバーと解釈する資料が多く登場するようになった。
一方，続く第1次ネオ・ジオン戦争では，ネオ・ジオン系として「AMX」ナンバーが利用されているが，第2次ネオ・ジオン戦争では，「AMS」ナンバーと，「MSN」ナンバーに変化している。特に第1次ネオ・ジオン戦争当時の「AMX」ナンバーはアクシズ（ネオ・ジオン）側のナンバリングとして考慮すると少々腑に落ちない部分もあるため，「AMX」ナンバーは，連邦軍系にも説得力はあるのである。
結果的に，アクシズ側で用いていた型式はどのようなナンバーなのか，という点で疑問点は残るのだが，これは「AMS」であるとの解釈を行いたい。（これについては，暴論を展開したこともあるので，そちらを参照のこと。）
量産型キュベレイにおいても同様で，複数のナンバーが確認できる。
| No. | 型式 | 表記 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 1 | AMX-017 | 量産型キュベレイ | SDガンダムガシャポン戦士 ニュータイプ100%コレクション など |
| 2 | AMS-004G | 1/144 MSN-04 サザビー インスト |
確認できる機体
一般的に量産型キュベレイのカラーリングはキュベレイMk-�兇離┘襯圈次Ε廛覽，暴爐犬織�ラーリングと認識される（劇中の印象もこちらの方が強い）が，実際にグレミー・トトが離反してからは，カラーリングが変更されたともされており，実際にガンダムコレクション等では，グレミー軍のグレー（本来はシルバーだと思われるが）の機体が封入されている。このため，ダークブルーの機体をハマーン軍とする向きもあるが，この点については，双方ともグレミー軍とするのが正しいと思われる。
なお，ガンダムコレクション等では，機番002，016，027，035，102，134が確認される。
本機は，機動戦士ガンダムUCでも登場しており，この際は，プルトゥエルブことマリーダの機体として損壊状態の描写であった。
名称について
本機の公式な名称は，「量産型キュベレイ」であるが，呼称としては単に「キュベレイ」とされる。
なお，一部資料では，背中のパーツに刻印される「LMES�掘廚旅鎔�からか，「キュベレイMk-�掘廚箸靴討い襪發里發△襦�
関連項目
編集者
- あさぎり
- 九羅星さん
- ギムGさん
[MS/MA・A]
[モビルスーツ・ZZ]
[モビルスーツ・ユニコーン]
最終更新時間：2015年04月19日 23時37分35秒
ノート
■本項目に追加情報を記載する
※追記できる情報（他愛のないものでかまいません）がある場合，上記リンクから記述専用ページに移動し，情報投入をお願いします。
脚注