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早期警戒・空中指揮型ディン特殊電子戦仕様 / 電子戦用ディン
- [MS]
データ
機体データ | |
---|---|
型式番号 | AME-WAC01 |
兵器区分 | 大気圏内空中戦用モビルスーツ空中警戒/管制型 |
所属 | ザフト |
パイロット | ザフト兵 |
製作データ | |
デザイナー | 大河原邦男 |
初出作品 | SEED-MSV |
参考文献 | HobbyJapan 2004/02 |
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
全高 | Unknown |
頭頂高 | Unknown |
本体重量 | Unknown |
全備重量 | Unknown |
重量 | Unknown |
ジェネレータ出力 | Unknown |
スラスタ推力 | Unknown |
武装
MMI-M7S 76ミリ重突撃機銃
MMI-M1001 90ミリ対空散弾銃
6連装多目的ランチャー×4
概要
AMF-101《ディン》は,ザフトの開発した大気圏内用の空戦型モビルスーツである。
型式のAMFは,空戦対応型の機体を示すコードであり,「空戦」に特化した機体にまでモビルスーツによる既存の兵器体系の再構築が及んでいることがわかるものとなっている。(逆に言えば,それだけザフトの戦術大系は「モビルスーツありき」になっているということが示されていると言えるだろう。)
その形状から類推できるように,ディンはZGMF-515《シグー》をベースに開発された機体で,一言で言えば「シグーの大気圏内用強化型」ということになる。
従って,その基本設計はシグーのものをそのまま利用しており,シルエットや各部の形状に類似点を見ることができるのである。(これは既存技術の流用によりコスト面などの軽減を目的とした物と考えられる。)
ただし,飛行を可能とするために機体各部の軽量化や構造特性の変更は行われており,防御力という面では,既存のモビルスーツに比して劣る部分が多い。
飛行時には,背部の3対の翼が展開され,背部にマウントされた整流用エアロシェルが頭部を覆う。高速飛行性能は犠牲になるが,エアロシェルを使用しない状態でも飛行は可能である。
最高速度は,連合の標準的な戦闘機であるスピアヘッドなどに劣っているが,その運動性は比較にならず,既存の兵器体系にはない特殊な機動性,運動性は連合軍の持つ航空戦闘機に対して大きなアドバンテージとなり,空間戦闘におけるジン同様,連合軍に対して圧倒的な戦力として立ち塞がることとなった。
この大気圏内における飛行性能は,後に連合が開発したGAT-Xシリーズの特性をも上回っており,「飛行するモビルスーツ」に対抗する機種の開発は,連合軍にとっては急務となったのである。
この結果として,連合側の対応策として誕生したのが,AQM/E-A4E1「ジェットストライカー」とGAT-333《レイダー》である。前者は,標準化が進められたストライカーパックシステムのひとつとしてプランニングされたもので,戦時量産型のGAT-01《ストライクダガー》にこそ装備不能であったが,その後の標準量産機には装備可能となっている。一方,後者は純然たる航空戦力として開発された可変型のモビルスーツで,その火力,装甲,航続距離いずれもディンを上回ることとなった。
こうした対抗措置の登場により,ディンの優位性は薄れていくこととなった。このため,C.E.71年のいわゆるヤキン・ドゥーエ戦役の後,ディンに代わる航空戦力としてAMA-953《バビ》の配備が急速に進むのである。
本機,AME-WAC01《早期警戒・空中指揮型ディン特殊電子戦仕様(通称,電子戦用ディン)》は,ディンの電子兵装を強化した特殊仕様機で,早期警戒と戦場における戦闘指揮管制が主任務となる機体である。
戦闘時後方に位置する母艦からでは刻一刻と変化する戦況把握が後手に回ることも多く,戦況の変化に対応が間に合わないことも多々ある。本機は,こういった事態を避けるために,戦場においてリアルタイムに戦闘指揮を行うための機体である。
従って,第2の母艦とでも言うべき機体であり,戦場における味方機の布陣にとって非常に重要な役割を果たすのである。
外見上の特徴は,その両腕で保持された大型のディッシュ・アンテナである。
このディッシュ・アンテナは,マルチフェーズ・レーダーと各種波長帯域光学センサーの複合システムをパッケージ化したもので,本機が戦闘に巻き込まれた場合,これを破棄して高速離脱することを前提としている。
AWACSディンが空中警戒/管制に特化した機体であるのに対して,本機は,これらの任務と同時に味方機の指揮管制も行うため,AWACSディン以上に戦場に近い位置での運用が求められる。おそらくそのために離脱を前提としているのだと考えられる。
また,ディッシュ・アンテナを機体とは別行程の装備とした関係で,機体本体の改装は行われているものの総合的なコストパフォーマンスは高い物となっているのが特徴である。
機体本体の改良は,主に航続距離の向上と運用パイロット+オペレータ2名という構成に依るところのコクピット改装などである。
引用
電撃ホビーマガジン 2004/04付録 機動戦士ガンダムSEED MSV 最速読本
早期警戒,空からの戦闘式を任務とする強化電子装備を搭載したディンの派生機。後続性能を重視,任務の性質上,定員はパイロット1,オペレーター2の三座式。マニピュレーターで保持する大型のディッシュアンテナを装備。
備考
関連項目
編集者
[MS/MA・A]
[モビルスーツ・SEED-MSV]
[加筆募集・MS]
最終更新時間:2016年07月07日 20時23分44秒
ノート
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脚注